女性の9割以上が「もらって困ったプレゼントがある」と回答⁉ 好みが分かれる“センス系ギフト”が思わぬ落とし穴に。50代女性が感じるギフトギャップの背景と、外さない“正解プレゼント”の選び方を紹介します。
贈り物を選ぶとき、「相手が喜んでくれたらいいな」と願いながら選ぶもの。でも、実は“困った……”という経験をしたことがある女性は少なくありません。
「気持ちはうれしいけれど、どう使ったらいいのかわからない」「置き場所に困る」「好みじゃない、でも断れない」と胸の内でつぶやいたという声がよく聞かれます。
意外とズレやすいのは「センス系アイテム」
創作品モール「あるる」の調査(※)によると、もらって困るプレゼントで特に多いのが、“センスを問われる系”アイテムです。
ファッション・アクセサリー、香りもの、インテリア雑貨など、好みが強く出るジャンルは、送り手と受け手の世界観が少しでも違うと使いにくくなってしまいます。
見た瞬間は素敵でも、
- 色が自分に合わない
- 服の系統と違う
- 香りが強すぎる
- 家のテイストに合わない
など、細かいポイントで“ちょっと違う”となってしまいがち。50代になると、自分が心地よいもの・家に置きたいものがはっきりしてくるため、そのズレが大きく感じられるのかもしれません。
また、高価すぎるギフトは「お返しの負担が生まれる」という声も多く、気持ちはうれしいのに気軽に受け取れない悩みも。さらに、手作り品や趣味性の強い嗜好品などは、“扱いに困る”という難しさがつきまといます。
50代女性が“困る理由”には、こんな本音がある
なぜ、良かれと思って贈ったものが“困る”につながるのでしょうか。その背景には、50代女性ならではのライフスタイルの変化と価値観があります。
自分の好みが固まってくる
長く暮らした家には好きなものだけを置いておきたい。服も香りも、毎日心地よく過ごせるものを選びたい。「好きなものしか家に置きたくない」「香りや素材感にこだわりたい」という声はよく聞かれます。
モノを増やしたくない
子育てが落ち着き、暮らしをシンプルにしたい気持ちが強くなる時期。“使わないものが家に増える”のは心理的なストレスに。
相手に気を使わせたくない
「お返しを考えるのが大変」「重いものは受け取れない」など、人間関係を軽やかに保ちたい思いも。
こうした積み重ねが、“ありがたいけれど困ってしまう”というギフトギャップを生みます。

