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彼女の前では誰しもカッコいいところを見せたいもの。ましてや、初デートともなれば張り切らない理由はどこにも見当たりませんよね。でも、そんな大切なときに限ってとんでもない失敗をやらかすことも……。悲惨な顔つきで語ってくれた彼も、そのうちの1人です。
◆29歳で初めてできた奄美大島出身の彼女

そんな六瀬さん、実は最近まで勤務先の近所にある喫茶店で働く4歳年下の女性と付き合っていたと言います。
「お恥ずかしい話なのですが、私、女性と付き合ったこともなければ、もちろん男女の関係を経験したこともなかったんです。そんな私が、半年前から仲良くしていた女性と付き合うことになりました。ランチでよく利用する事務所の近所にある喫茶店で働くMさんという女性です」
少し照れ気味にそう語ってくれた六瀬さん。彼女となったMさんは奄美大島の出身で、東京に出て来たばかりで何もかもが新鮮で驚きの連続だったそうです。
「先日、Mさんと銀座を歩いていたら『ねぇ、私、一度東京のラブホテルに行ってみたいんだ』と、唐突に言われ、思わず「ゆびきりげんまん』をしてしまったんです」
◆“経験がない”ことに不安が募ってきた
Mさんからの要望に安請け合いをしてしまった六瀬さん。もちろんそっち方面は無知なので、彼女が喜びそうなラブホを血眼になってネットサーフィンしたそうです。「いろいろ調べてみて分かったのですが、最近のラブホはまるでテーマパークのようですね。みんなでパーティーができたり、ジムがあったり……。あまり派手なのもどうかと思ったので、女性が喜びそうなお城をイメージしたラブホを予約しました」
早速、ラブホの予約が完了したことをLINEで知らせたところ、大喜びの返信があったそうです。ただ、ホッとするのもつかの間、当日はうまくリードできるのか、どのようにしたら彼女が一番喜ぶのかなど、不安も募ってきたという六瀬さん。
「ラブホ選び以上に、ラブホで待ち受ける営みについて、ネットの情報を片っ端から調べました。いろんな情報を見ていくうちに、だんだん不安になってきました。ましてや、Mさんは私に女性経験がないことなど知る由もありませんし……」

