こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
今年も、年賀状の季節がやってきましたね。以前より枚数は減らしているものの、作成となるとやっぱりひと苦労……。そんなとき、お友達から「今年から終活年賀状にします!」というLINEが。
「終活年賀状」や「年賀状じまい」という言葉、最近よく耳にしますが、実際どう書けばいいのか、相手に失礼にならないか、気になるところ。そこで、書き方や文例、注意点を調べてみました。
終活年賀状(年賀状じまい)とは?メリットは?

終活年賀状とは、「今年の年賀状を最後に、今後は年賀状でのご挨拶を控えます」と丁寧にお知らせする年賀状のこと。「年賀状じまい」とも呼ばれます。
終活年賀状を出す理由は、人それぞれです。
- 年齢を重ね、年賀状を書くのが負担になってきた
- 人間関係を見直し、これからの時間を大切に使いたい
- SNSやメールなど、別の手段に切り替えたい
終活年賀状には、次のようなメリットがあります。
- 義理だけの付き合いや、「年賀状だけの付き合い」を整理できる
- 年賀状作成の手間・印刷代・郵送料などの負担が軽くなる
- メールやSNSなど、新しいコミュニケーションに切り替えるきっかけになる
また、「あの方とは、これからは別の形でやりとりを続けたい」と思う相手には、その気持ちをきちんと添えることで、むしろ関係がスムーズになることも。終活年賀状は、決して「失礼なもの」ではなく、今後のつき合い方を整えるための前向きな一歩といえそうです。
失礼にならない終活年賀状の書き方

終活年賀状を書くときは、次のポイントを押さえておくと安心です。
- 新年のあいさつや近況報告は、いつも通り丁寧に書く
- 年賀状をやめる理由を、穏やかな表現で添える
- これからの関係性について、前向きな一言を必ず入れる
- 相手の健康や暮らしを気遣う文章を加える
- 今後の連絡手段(メールアドレスやSNSなど)を明記する
まずは、新年のごあいさつと近況を書き、そのうえで「年賀状だけを終えたい」という気持ちを伝えるのが基本です。
理由として多いのは、「年齢」「ライフイベント」「暮らし方の変化」など。たとえば、定年や古希(70歳)、喜寿(77歳)などの節目をきっかけにしたり、「◯◯歳を機に」など、自分なりの区切りを書いてもよいでしょう。
大切なのは、「これからのご縁まで終わらせたいわけではない」という気持ちを、しっかり言葉にしておくこと。あわせて、相手の健康や幸せを願うひと言を添えると、より印象がやわらぎます。
最後に、メールアドレスやSNSのアカウントなどを改めて書き添えておくと、「今後は、こちらでご連絡いただけるとうれしいです」というメッセージにもなります。

