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「自分が嫌いになる人・ならない人」は何が違う?精神科医Tomy「自己嫌悪の抜け出し方」#1

「自分が嫌いになる人・ならない人」は何が違う?精神科医Tomy「自己嫌悪の抜け出し方」#1

自分のことも、自分の決断や行動も好きになれず、常にモヤモヤ……。この「自己嫌悪」の正体は何なのでしょうか? 精神科医のTomyさんに自己嫌悪に悩む人が陥りやすい“6つのきっかけ”と、自己嫌悪を抱きやすい人の傾向を教えてもらいました。

教えてくれたのは:精神科医Tomy(トミー)さん

名古屋大学医学部卒業。医師免許取得後、名古屋大学精神科医局入局。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医。Xのフォロワーは39万人(2025年11月現在)で、テレビ・ラジオなど各メディアへの出演も多数。ベストセラー『精神科医Tomyが教える1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(1秒シリーズ)をはじめ著書多数。ハルメクTV「モヤモヤのち晴れ」 にもゲスト出演中!

自分が嫌になるのはなぜ?「自己嫌悪してしまう人の問題点」

自分が嫌になるのはなぜ?「自己嫌悪してしまう人の問題点」
ayakono / PIXTA

自己嫌悪に陥りやすい人は、「自分の決断や行動によって失敗したらどうしよう」「誰かに迷惑をかけたらどうしよう」と「不安」になりやすい傾向があります。

この「不安」は「失敗したくない」という気持ちから生まれます。そしてその「失敗」は、自分の「理想」とのギャップによって生じます。

ここで理想通りにいかないと、自分のことが好きになれなくなります。なぜなら、「自分を嫌いになること」で、この不安に対する逃げ道を作ろうとするからです。

もし、うまくいかなかったら、それは「嫌いな自分」のせい。「やっぱり自分が悪かったんだ」「そんな自分が私は嫌いなんだ」と思うことで、不安を軽くしようとする。

つまり「自己嫌悪」の正体は、「不安」なのです。

この、“自己嫌悪してしまう人”の問題点は、「理想」の扱い方にあります。理想は本来、自分の方向性を示すポジティブなものです。できるかできないかは別として、「こういう形に持っていきたい」と示す夢や目標のようなものなので、成功も失敗もありません。

しかし、自己嫌悪してしまう人にとって、理想は「自分の至らなさを示す指標」にしかなっていません。

重要なのは、理想の扱い方です。すなわち、それは考え方次第で、自己嫌悪が消えるということでもあるのです。

配信元: HALMEK up

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