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「自分が嫌いになる人・ならない人」は何が違う?精神科医Tomy「自己嫌悪の抜け出し方」#1

「自分が嫌いになる人・ならない人」は何が違う?精神科医Tomy「自己嫌悪の抜け出し方」#1

【きっかけ3】解決が難しい悩み事に直面したとき

【きっかけ3】解決が難しい悩み事に直面したとき
kapinon / PIXTA

人生、時には「何をどうしたらいいのか」わからない悩みに遭遇することがあります。そんなときにも、人はふと自己嫌悪に陥り、自分のことが嫌いになってしまいます。

その理由は、「自己効力感」が得られないからです。自己効力感とは、スタンフォード大学教授で心理学者のアルバート・バンデューラ博士によって提唱された概念で、何か問題に向かうときに、「自分ならできる、なんとかなる」と思う感覚のことです。

人は問題に直面したときに、道筋を立ててトライアンドエラーで進めていきます。しかし、全く何をどうしていいのかわからない問題に遭遇すると、ただ大きな問題の前に立ちすくむしかなくなってしまいます。

すると「きっとなんとかなる」という自信が失われ、自分をみじめに思ってしまう。だからまた、自分のことが嫌いになるのです。

【きっかけ4】理想と現実にギャップがあるとき

【きっかけ4】理想と現実にギャップがあるとき
YUME / PIXTA

人は「期待」を持った瞬間から、ストレスを抱きます。

まず「期待通りにいくのだろうか」という不安を感じます。そして、期待通りにならなかった場合、怒りや悲しみなどのネガティブな感情が湧き上がってきます。

一番ストレスが少ないのは「期待通りだった場合」のみです。しかし、あまりポジティブな感情にはなりません。よくて「期待通りでよかった」という束の間の安心程度です。

「期待」がやっかいなのは、たいてい無自覚であることです。そのため、一つのことが「期待通り」にいったとしても、また次のことに「期待」してしまいます。

そして、この「期待」が自分に向けられると、「自分は本来こうあるべきだ」という理想と現実のギャップに苦しむことになり、自己嫌悪につながるのです。

配信元: HALMEK up

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