衰えると尿もれの原因になる骨盤底筋。実は美しい姿勢を保ちぽっこりお腹を防ぐ大切な役割を果たしています。心地よい体作りを提唱するボディワークプロデューサー・kyoさんに骨盤底筋の鍛え方を聞きました。
骨盤底筋について解説してくれる方は……
- ボディワークプロデューサー・kyo(きょう)さん
1983年、健康づくりの体育指導をスタート。2001年、骨盤を中心に全身を鍛えるプログラムをスタート。著書に「いつまでも美しくいたければ女は骨盤を立てなさい」(日本文芸社刊)など。

「骨盤底筋」とはどんな筋肉?
骨盤底筋は、その名の通り骨盤の底に位置する筋肉で、恥骨から尾骨および坐骨の間に位置する筋肉。骨盤内にある膀胱や子宮、直腸などの臓器を下から支え、尿道と膣、肛門をコントロールする筋肉です。
50代を迎える頃になると、「骨盤底筋を鍛えよう!」とよく聞くようになりませんか?骨盤底筋を鍛えることがなぜ大切なのかと言いますと、下記のイラストのような形でここが緩んでしまうと膀胱や子宮が支えられなくなってしまうから……。
骨盤底筋は体の土台となる筋肉でもあるので、加齢などによって緩んだり委縮したりすることで、「尿もれ」や「ぽっこりお腹」など、さまざまな悩みを引き起こすこともあります。
だからこそ、特に女性は骨盤底筋をまず鍛えることがおすすめ。ただ骨盤底筋は筋肉の中でも特に“どこにあるか”を把握するのが難しい筋肉でもあります。骨盤底筋の筋肉を動かすには「意識」が大切なので、どこに位置する筋肉かを、まずは把握しておきましょう。


