火の後始末まできちんと「灰入れバケツ&シャベル」

最後に忘れてはいけないのが、灰の処理。燃え残った炭は見た目が消えていても、内部が赤くくすぶっていることがあります。そこで活躍するのが「灰入れバケツ&シャベル」です。
- 耐熱性のあるスチールバケツで、熱を持った灰も安心して回収
- 付属シャベルで、焚き火台の隅に残った灰もきれいにすくえる
- フタ付きなので、風で灰が舞い上がらず、そのまま一時保管が可能
完全に冷めたのを確認してから、自治体のルールに沿って処分すれば、後片づけもスマート。
「片づけが大変だから焚き火はちょっと…」という方にもおすすめです。
焚き火の遠赤外線でじんわりおいしく! 簡単“おうち焚き火料理”

焚き火の魅力は、炎を眺めるだけでなく、遠赤外線の熱で食べ物がおいしくなることにもあります。炭火と同じように、表面はこんがり、中はふっくらジューシーに火が入るので、ソーセージや串にさしたパン生地など、シンプルな食材でもごちそうに。
ファイヤーピットにしっかりと熾火(おきび)をつくったら、火から少し離した位置でゆっくり回しながら焼くのがコツです。
【レシピ1】朝ごはんにも◎ カリッと香ばしい焚き火ホットドッグ

焚き火の遠赤外線は、ソーセージをパリッとジューシーに焼き上げるのが得意。朝ごはんやランチにぴったりの簡単ホットドッグです。
<材料(2人分)>
- ソーセージ…4本
- ロールパン or コッペパン…2個
- ケチャップ、マスタード…適量
<作り方>
- ファイヤーピットで薪を燃やし、炎が落ち着いて熾火になった状態をつくる。
- ソーセージを焚き火用の串にさし、熾火の上でゆっくり回しながら焼く。表面がこんがり色づいたらOK。
- パンも軽くあぶって、外側を香ばしく温める。
- 焼きたてのソーセージをパンに挟み、ケチャップとマスタードをかけていただきます。
※炎の真上では焦げやすいので、火から少し離した位置でじっくり焼くのがコツです。
【レシピ2】甘い香りがたまらない シナモンりんごの包み焼き

デザートにもおやつにもなる、冬にうれしいホットスイーツ。アルミホイルで包んでファイヤーピットの端に置くだけなので、ほかの料理をしながら同時進行で作れます。
<材料(1人分)>
- りんご…1個
- バター…10g
- 砂糖またははちみつ…大さじ1〜2
- シナモン…少々
<作り方>
- りんごは上部を横にカットし、芯を取ります。
- アルミホイルを二重に重ねて広げ、りんごを並べる。砂糖(またははちみつ)、シナモン、バターをのせ、しっかり包む。
- ファイヤーピットの炎が弱い端のほうに置き、10〜15分ほど蒸し焼きにする。
- りんごが透き通ってトロッとしてきたら出来上がり。器に盛り、あればバニラアイスを添えても。
アルミホイルを開けた瞬間に立ちのぼる、シナモンとりんごの甘い香りもごちそうです。
【レシピ3】体の芯から温まる 焚き火ミルクココア

焚き火のそばで飲むホットドリンクは格別。市販のココアパウダーを使えば、あっという間に“焚き火カフェ”の気分が味わえます。
<材料(1人分)>
- 牛乳…200ml
- ココアパウダー(加糖タイプでもOK)…大さじ2前後
- お好みでマシュマロ…数個
<作り方>
- 耐熱のマグカップか小鍋に牛乳とココアパウダーを入れ、よく混ぜておく。
- ファイヤーピットの上に耐熱スタンドや網を置き、その上でココアを温める。ふつふつと湯気が立ってきたら火から下ろす。
- マグに注ぎ、お好みでマシュマロを浮かべてどうぞ。
※直火で温めるときは、耐熱性のある容器かどうかを必ず確認し、軍手や耐熱グローブを使って火傷に注意しましょう。
