◆仕事であなたの代わりはいくらでもいる
仕事で追い込まれていくタイプの人は、責任感が強い真面目なタイプの人だ。「この仕事は自分しかわからない」「担当者は1人だけだから」「自分が休んだら会社が回らない」と考えてしまう。でもそんなことはない。会社というのは誰かが欠けても動くようになっている。あなたの代わりはいくらでもいる。万一、代わりがいなくてもそれは会社側の問題であって、あなたの責任でも何でもない。
「代わりがいくらでもいる」と言ったのは、あくまで仕事上の立場の話だ。
仕事上の立場は、交換可能だが、替えがきかないものもある。あなたは「誰かの息子や娘」「誰かの父親か母親」「誰かの夫や妻」「誰かの兄弟や姉妹」であることは、替えがきかない「かけがえのない」存在だ。
そして当然、あなたの人生、夢、命も誰にも代わることはできず、失ったら二度と戻ってこない。逃げることは決して恥ずかしいことではないのだ。
<TEXT/畔柳茂樹>
【畔柳茂樹】
愛知県岡崎市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。自動車部品最大手のデンソーに入社。40歳で事業企画課長に就任したが、ハードワークの日々に疑問を持つようになり、農業への転身を決意。2007年45歳で年収1千万円の安定した生活を捨て独立し、観光農園「ブルーベリーファームおかざき」を開設。起業後は、デンソー時代に培ったスキルを生かし、観光農園、無人栽培、ネット集客の仕組みを構築。今ではひと夏1万人が訪れる地域を代表する観光スポットとなる。わずか60日余りの営業にもかかわらず、会社員時代を大きく超える年収を実現。近年は、宮城・気仙沼での観光農園プロデュースによる被災地復興に取り組む。2018年11月には地方創生の農業成功事例として台湾政府から「台日地方創生政策交流会議」に招聘され講演。毎年秋に開催する「成幸するブルーベリー農園講座」は参加者が延べ2000人を超える人気講座となっている。この農園をモデルにしたブルーベリー観光農園が全国に約100か所(2024年8月現在)が開園中、または開園準備中で、今後さらに増える見込み

