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WBCで大谷翔平の「投手起用」は不可能なのか?ロバーツ監督が「DH専念」を望む本当の理由

WBCで大谷翔平の「投手起用」は不可能なのか?ロバーツ監督が「DH専念」を望む本当の理由

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開幕まで3か月を切った。2006年に始まったWBCは、来春の2026年大会が第6回。過去5回のうち3回の優勝を誇る日本(侍ジャパン)は今大会でも本命候補の一つだ。

◆大谷翔平「出場決定」で注目度も急上昇!

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 前回大会と同じ20の国と地域が出場する1次ラウンドは、4つのプールに分かれて来年3月上旬にアメリカ、日本、プエルトリコの3か所で開催される。各プールの上位2チームが勝ち上がり、準々決勝ラウンド、準決勝ラウンド、そして決勝戦へと続く。最終決戦は3月17日の予定だ。

 連覇の懸かる侍ジャパンの指揮を執るのは、巧打の内野手として中日などで活躍した井端弘和監督。これまでプロ野球での監督経験はないが、2022年と23年に侍ジャパンU-12の代表監督を務めていた。

 井端監督がトップチーム兼U-15代表の監督に就任したのは、2023年の11月。監督としての手腕を巡って賛否あったが、満を持して3か月後に“答え合わせ”の時を迎える。

 井端監督にとって最大の懸案事項だったのが、大谷翔平(ドジャース)の出場可否。ほんの数か月前まで宙に浮いていたこの問題だが、本人の希望もあって、すんなりと出場が決定。他の日本人メジャーリーガーも大谷に追随することが予想され、注目度は日増しに高まっていくことになるだろう。

◆ロバーツ監督が語る「大谷翔平の起用法」

 一方で、井端監督を筆頭とした侍ジャパンの首脳陣を大いに悩ますことになるのが、大谷の起用法だ。大谷は今季途中に投手として復帰を果たしたばかりで、多方面から大谷の起用法に関して意見が飛び交っている。

 特に耳を傾けなければいけないのが所属するドジャースの意見だろう。指揮官のデーブ・ロバーツ監督は、12月5日に配信された『ABEMA』で放送された「おはようロバーツ」のインタビューで正直な胸の内を明かしていたので紹介しておきたい。

「指名打者(DH)のみでの出場なら問題ありません」

 ロバーツ監督はWBCでの投手・大谷の起用を巡って慎重な姿勢を見せており、改めてそれを強調した形。やはりドジャースとしては、チームの管轄外での予期せぬアクシデントは避けたいというのが本音だろう。

 ロバーツ監督は「翔平は日本代表の期間中、ブルペンで投げることになる」とも話しており、実戦では投げないことをほのめかしている。あくまでも投手としての調整はドジャースの管理下で行うことを示唆した形だ。

 2度目のトミー・ジョン手術明けから1年もたっていない状況を鑑みれば、来春のWBCに関してはDHに専念するのが最も望ましい形といえる。ただし、レギュラーシーズン開幕から二刀流としてフル回転してもらいたいなら話は違ってくる。

配信元: 日刊SPA!

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