「檀家からのカスハラ」に苦しむ僧侶の嘆き。四十九日を“タイパで処理”しようとする罰当たりも――大反響セレクション

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◆墓の管理費を滞納、挙句の果てに「好きにしてくれ」

少子高齢化や核家族化が進み、さらには宗教やお墓に対する価値観の変化も重なって「墓じまい」を選択するケースが増加している。関東地方でお寺を運営する大杉住職(仮名)は、この「墓じまい」に関する困りごとを話してくれた。

「うちのお寺に墓地を持っていらっしゃる方が、管理費をずっと滞納されていまして。その旨をご連絡したところ『そんなの、親父たちが勝手に契約したものだから知らない。好きにしてくれ』と言われてしまいました」

墓じまいは本来、墓主が役所・業者・お寺に連絡をして手続きを踏むのが一般的だが、それを寺院に丸投げする残念な事例といえる。

さらに、「好きにしてくれ」と言われてもそうできない法的な事情もあった。お墓は、その土地はお寺のものだが、墓石は個人の所有物である。そのため、寺院側が墓じまいをした場合、墓石の保全責任を問われる可能性もあるのだという。このように、リスクが大きいこともあって、困惑している寺院も多い。

飲食店や小売店のような、「その時だけのお客様」ではなく、お寺と檀家であったり法要を続けていく「継続的な関係性」があるぶん、強く出にくいお寺の事情が見えてきた。そういった背景も含めて、お寺とも「健全な関係」をもって暮らしたいものだ。

<取材・文/Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
配信元: 日刊SPA!

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