
小さい家具よりも大きい家具のほうが圧迫感がある、というのはその通り。まあこれは当たり前というか、ちゃんと寸法を測って買えという話ですね。
だけど今回はそうではなくて、「大きいわりに圧迫感が少なめ」「小さいわりに圧迫感が多め」、そんな風に感じられる家具のお話です。心当たりがある方もいらっしゃるかと思いますが、一体全体どうしてそういうことが起こってしまうのでしょうか?
実は家具には「目立つパーツ」があるんです。いや、そりゃありますよ。人間だってそうじゃないですか。女性を見かけたら、ついつい目がいってしまうようなモンですよ、ガハハ! ……パーティから追放? 僕がですか?
目立つパーツさえ軽い印象になっていれば、それが「家具の第一印象」になります。実際のサイズ感よりも圧迫感が少なく感じるわけですね。
ではその「目立つパーツ」とはどこなのか? 3か所ありますので、一つずつ見ていきましょう。
◆家具の圧迫感は「①てっぺん」で決まる

テーブルの天板がすごくぶ厚かったり、すごく濃い色だったりするととても重苦しい印象になります。なので軽やかに見せるために、透明なガラス天板のテーブルなどを採用することがあるわけですね。視線が抜けることで軽やかな印象にすることができます。
テーブルに限らず、棚などでも同じです。てっぺんがミチミチの木材になっているよりも、フレーム製で視線が抜けるようになっているデザインのほうが軽い印象になります。
ただし、ただしです。たとえ棚のてっぺんがフレームになっていたとしても、そこに荷物を置いてしまったら「その荷物が」目立ってものすごく圧迫感が増えてしまいます。置きたくなる気持ちはわかるのですが、圧迫感を減らしたいときはグッとこらえてください。
逆におしゃれな雑貨なんかを飾っても目立つので、デコレーションを優先したいときはわざとてっぺんにディスプレイするのも効果的ですよ。
◆家具の圧迫感は「②側面」で決まる

そこで目立つパーツの出番です。側面部分が薄っぺらい意匠になっていると、「家具の厚みも薄そうだ」と錯覚させることができます。本当は厚みがあるんだけど、目立つ側面部分が軽い印象の家具をわざと選ぶことで、実際よりも厚みを少なく見せてやるわけですね。
ちょっと応用になりますが、「家具の奥面」を抜いてやっても効果がありますよ。ようは家具が薄く見えればいいんです。視線が家具の背板で止まってしまうと、奥行きが実際以上に長く感じられてしまいます。そこで背板を抜いてやることで、このマイナス効果を解消してやるわけですね。
「ならば奥面は目立つパーツの3つ目だろ」と言われば反論の余地もないのですが、おさまりが悪いので2つ目の範疇とさせてください。インテリアは自由なんです。

