クリスマスならではの12月限定メニュー「ノエルピスターシュ」

最初にいただいたのは、12月限定メニューである「ノエルピスターシュ」。12月ならではのクリスマスをモチーフとした一品です。
まずは「起」の部分であるクリスマスツリーに見立てたピスタチオのクリーム。そのビジュアルは、一目見ただけで心躍るかわいらしさ。ピスタチオクリームの中にはグリオットチェリーのムースが隠れており、見た目はもちろん、味のバランスまで考えつくされ、クレープの物語に吸い込まれていきます。

「承」のクレープ生地まで到達すると、チェリーのコンポートやソース、ピスタチオクリームをクレープ生地とクリームで包み込み、甘みと酸味のバランスに、コクのある濃厚な味わいを楽しめます。
そんな中現れてくるのが「転」のクリスマスらしい食感と香り。シナモンクッキーのザクザク感とクローブやカルダモンの香りが、クリスマス感をさらに演出。食べている人を物語の最後まで余すことなく楽しませます。

そして最後まで食べ進めると登場するのが、「結」のカシスのジャム。物語の終わりを告げると同時に、甘酸っぱい余韻が口いっぱいに広がります。次の物語にはいつ会えるのかと心待ちにしてしまうほど、余韻までも楽しませてくれるクレープです。
秋冬のスペシャリテ「焼き芋りんごバター」で心も体も温まる、秋冬を心置きなく楽しめる一品

続いていただいたのが「焼き芋りんごバター」。元々は11月の限定メニューでしたが、あまりのおいしさにスペシャリテとして秋冬にかけて提供することが決定した一品です。
こちらのメニューは、安納芋の焼き芋ペーストとキャラメリゼされた紅玉にたっぷりのバターとシナモンが入ったホットクレープ。そして皿盛りにすることで、熱々のクレープの上にひんやり冷たいこだわりのチャイのアイスを乗せることも可能に。見た目も味も豪華になった、冬の特別感を演出します。チャイアイスとシナモンのスパイスさが安納芋とりんごの甘さを引き立たせ、キャラメルの香ばしさでさらに食欲を掻き立てます。


皿盛りは手持ちとは異なり「起承転結」がなく、食べる順番をお客様が選べるのが重要なポイント。クレープとアイスを一緒に食べたり、たっぷりのソースにつけて食べたり。手持ちと皿盛りは同じメニューでも全く違う顔があるので、ぜひ両方とも楽しんでほしい、とのこと。皿盛りのメニューはこれからより力を入れていきたいそうです。