「素敵な冬メイクって、そもそも何色を使えばいいの?」と迷っている50代に向けて。ニットに合う肌の質感や、冬をイメージした色選びなど「冬メイク」の3大ポイントをわかりやすく解説します。
「冬メイク」の3つのキーワード
春はピンク、夏はフレッシュな明るい色、秋はブラウン。ここまでは「季節の定番カラー」がイメージしやすいですよね。 では、冬はどうでしょうか?
「冬らしい色や質感」はイメージしづらく、
- 秋メイクのまま冬に突入してしまう
- 無難なブラウンや流行りのピンクブラウンで済ませてしまう
など、“冬メイク”が曖昧なまま、過ごしてしまう方も多いようです。
メイクの世界で考える「冬メイク」のポイントは、この3つです。
- あったかいニットと調和する、ふんわりとした肌の質感
- 雪を連想させる、澄んだ色
- 寒空の下でも顔色がパッと映える、鮮やかな色
この3つを意識するだけで、「ちゃんと冬っぽい」メイクにアップデートできます。
一方で、冬らしさが半減してしまうメイクもあります。
例えば「みずみずしいツヤ肌」。濡れたようなツヤ感はおしゃれですが、タートルニットなど冬の装いと合わせると、首まわりにファンデーションがつきやすく、顔だけテカテカと浮いて見えることも。
また、秋仕様の深みブラウンやゴールドをそのまま使うと、暗いコートや冬の空気になじみすぎて、全体がどよ〜んとくすんで見えがちです。
イエローやグリーンなどのフレッシュな明るい色も、冬の景色やファッションから浮いてしまうので、冬は一度お休みしてもよいでしょう。
「冬メイクって難しそう……」と感じても、
- メイクの“質感”を少し変える
- 使う“色”を一つ足したり引いたりする
このくらいの工夫で、十分「イケてる冬メイク」になります。ここからは、具体的なテクニックを3つご紹介します。
1.肌の質感は「セミマット」にチェンジ
冬のベースメイクは、ふんわりマシュマロのような「セミマット肌」を意識してみましょう。
50代の肌は、くすみや乾燥が目立ちやすい世代。いきなりマットに振り切ると、
- 肌がパサついて見える
- 時間が経つと粉っぽく浮く
といった悩みが出やすくなります。そこでポイントになるのがメイク前の保湿。
- 化粧水で肌に水分をしっかり与える
- 少量の油分でフタをする
冬は特に乾燥しやすいので、乳液よりもクリームタイプがおすすめ。朝用の、重すぎないクリームが1つあると便利です。
その後、保湿系の化粧下地を重ねます。ピンク系を選ぶと血色感がプラスされ、いきいきした印象に。
リキッドファンデーションやクッションファンデーションをのせたら、仕上げにフェイスパウダーをふんわり重ねます。
<フェイスパウダーの使い方ポイント>
- パフにしっかり粉を含ませる
- 崩れやすいTゾーンやフェイスラインからオン
- その後、頬・額・目まわり・口まわりに広げる
最後に、何もついていないフェイスブラシで余分なパウダーをサッと払うのがコツ。
このひと手間で、「パサつき、粉っぽさ、時間が経ったときのヨレ」を防ぎ、自然なセミマット肌に仕上がります。

