大学入学後の展望を聞こうとした矢先、彼女は眼帯をして現れた。そこから思わぬ方向へ話が進み――。

◆大学進学後、衝動的に家出する
――慶應義塾大学入学おめでとうございます。人生のリセットを賭けた受験だったと伺いました。松本麗鈴:ありがとうございます! そうですね。私は小さい頃から陸上競技をやっていて、結構スパルタな両親のもとで打ち込んでいました。小学校〜中学校までは、「同じクラブチームの子どもに負けたら罰練習、ご飯なし」とかもあったりして……両親はオリンピック選手に育てたかったようです。私もそのつもりで、かなり競技に真剣に打ち込んでいました。けれどもだんだん熱が冷めてしまって、國學院大學文学部に入学後、わりとすぐに陸上部を退部します。その後、コロナ禍などもあって人との関係性も希薄になるなか、家出を決行しました。
大学時代、いわゆるパパ活みたいな形でお金をくれるおじさんが複数いて、それなりに貯蓄はある状態でした。「一人暮らしをしたい」と衝動的に家を飛び出して、新宿で寝泊まりをするうちに、ひとりの男性に出会ったんです。
◆「総額1億円」ホストにつぎこむ
――それが、どん底の始まりですか。松本麗鈴:今にして思えばそうなのかもしれません。当時、彼は経営者ではありましたが、あまり稼いでいるとは言えませんでした。そこで、ホストに転身したんです。一方、私は以前からちょくちょくセクシー女優にならないかという誘いはあって、断っていたんです。けれども、この男性を支えるために、セクシー女優になるのもありかなと思って、挑戦することにしたんです。2021年5月に撮り始めて、11月2日デビューだったはずです。
――好きになった男性を、ホストとして高い地位にしたかったわけですね。いくらくらいお金を使ったのでしょうか。
松本麗鈴:2021年から2年ほど、毎月1000万円以上近く使ったこともありました。総額では1億円超です。

