準備も日誌も勤務時間内に。残業ゼロのスケジュール
──トライクで働く職員の1日のスケジュールを教えてください。
基本的には11時出勤、20時退勤です。授業は13時30分から19時20分までで、6つのコマ(各50分)があります。1日最大15名の生徒を5名のスタッフで分担するため、1人が担当するのは2〜4コマ程度です。

──授業前や授業を担当しない時間は何をされているんですか?
授業前の11時から13時30分は、研修や支援会議などに充てています。空きコマは次の授業の準備や日誌の記入などを各自おこないます。授業を担当する時間がスタッフによって違うので、休憩はそれぞれの空きコマを使って取っています。
また、6コマ目の授業終了後は、片付けや日誌の記録、ミーティングなどをしています。授業後に事務作業の時間を確保しておくことで、残業時間をなくし、持ち帰り仕事をゼロにできるんです。
「スタッフの心身の健康がサービスの質に直結する」という会社の方針があるので、ワークライフバランスや仕事に前向きに取り組める環境にはこだわっています。
──働きやすさという点では、どのような制度や福利厚生がありますか?
年次有給休暇に加えて誕生日休暇や、子育て支援として子どもが小学校に入学するまで利用できる時短勤務制度、あとは、仕事に関わる資格取得にかかる費用は会社が負担する制度などがあります。
また、急な体調不良などにも対応しやすいのも働きやすいポイントだと思います。八王子・相模原エリアに3事業所(2025年12月取材時点)あるので、ほかの教室からもヘルプを呼びやすいんです。
未経験でも独り立ちできる、3ヶ月の「教育実習」

──未経験可で求人募集をされていますよね。子どもと関わる仕事が未経験で始める方もいるのでしょうか?
もちろんです。教員免許や心理系資格を持つスタッフも多いですが、新卒の方や異業種から転職してきた方も活躍していますよ。そうした未経験の方でも無理なく現場に入っていけるよう、とくに研修には力を入れていて、入社後3ヶ月間の研修期間を設けています。
学校の「教育実習」のようなイメージで、最初の1ヶ月は1日1〜2コマを担当し、先輩スタッフが授業に同席して見守ります。また、空いている時間は別のスタッフの授業を見学してもらいます。
そこから少しずつコマ数を増やして、段階的に慣れていく仕組みです。ほかの放デイ出身の方からも、「こんな手厚い研修は初めて」と驚かれていますね。
──研修が終わったあとのフォロー体制についても教えてください。
はい、独り立ち後も私が定期的に授業を見てアドバイスをしています。また、毎日のミーティングでは悩みを相談する時間がありますし、月に1回ほかのスタッフの授業を見学してもらっています。
見学時は、ギスギスしないように良いところだけをフィードバックするルールにしています。ダメ出しをするのではなく、お互いの良い部分を学んで高め合えるような環境づくりを意識しています。

