ファンデーションの毛穴落ち対策

毛穴落ちは、「朝の仕込み」で差が出ます。できるところから試してみましょう。
しっかり保湿ケアする
ベースメイクの仕上がりを左右するのは、実はスキンケア。
乾燥したままだと、ファンデが密着せず毛穴落ちしやすくなります。
肌悩みに合わせて、次の成分を目安に選ぶとスムーズです。
- 保湿成分:ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなど
- 皮脂バランスを整える成分:ビタミンC誘導体、ローズマリーエキス、チョウジエキスなど
「ベタつくから」と保湿を抜くと、逆に乾燥して皮脂が増えることも。
皮脂が気になる人ほど、“軽めに保湿して、きちんと密着させる”のが近道です。
スキンケア後はベースメイクまで5分ほど時間を空ける
スキンケア直後は、肌表面に水分や油分が残りがち。
そのまま下地・ファンデを重ねると、ヨレや毛穴落ちの原因になります。
5分ほど置く(難しければティッシュで軽く押さえる)→肌になじんでからベースメイクへ、が崩れにくい流れです。
毛穴専用下地(ポアプライマー)で“部分埋め”する
毛穴落ちが気になるなら、毛穴用下地を頬や小鼻など「気になる部分だけ」に。
その上から通常の化粧下地を重ねると、厚塗りになりにくく、凹凸も整いやすくなります。
毛穴落ちしないファンデの塗り方のコツ

大切なのは、「少量・薄く・密着」。毛穴を埋めるより、“落ちない状態を作る”イメージです。
毛穴悩みに合ったアイテムを選ぶ
毛穴悩みはタイプ別で対策が変わります。自分の“毛穴の主役”を見極めましょう。
- いちご鼻(黒ずみ/詰まり毛穴)
ファンデが浮く「毛穴浮き」で目立ちやすいタイプ。皮脂コントロール系の下地+皮脂崩れ防止タイプのファンデが相性◎ - 開き毛穴
ファンデが落ちる「毛穴落ち」で白いポツポツが出やすいタイプ。ポアプライマー+密着力が高いファンデを。 - たるみ毛穴(すり鉢毛穴/凹凸が深い)
ファンデだけではカバーが難しいことも。硬めのシリコン系ポアプライマーで凹凸を整え、ファンデはリキッド・クリーム系がなじみやすい傾向。
種類別に塗り方を工夫する
ファンデはタイプによって“崩れにくい塗り方”が違います。
- パウダーファンデーション
顔の中心→外側へ薄く。「スポンジ半分で顔半分」を目安にすると厚塗り防止に。 - リキッド(クリーム/ジェル含む)
少量を中心→外側へ。仕上げにスポンジで軽く押さえて密着させると、余分な皮脂もオフできて崩れにくく。 - クッションファンデーション
すべらせず、トントンとタップしてのせるのが正解。密着が上がり、毛穴落ちしにくくなります。
※パウダーが浮きやすい人は、こだわりがなければリキッド・クッション寄りのほうがきれいに見えやすいこともあります。
フェイスパウダーで“崩れの出口”をふさぐ
ファンデの上にパウダーを重ねると、毛穴落ち・毛穴浮き・ヨレを防ぎやすくなります。
皮脂が出やすい部分は少し丁寧に、乾燥しやすい部分は薄く、がコツです。
厚塗りはしない(やるなら“点で補正”)
厚塗りすると、逆に毛穴の凹凸が強調されることがあります。
毛穴は下地で整え、シミ・クマ・赤みなどはコンシーラーで“必要な場所だけ”補正すると、抜け感のある仕上がりに。
メイク直しのコツは「油分オフ→少量のせ」
毛穴落ちが気になっても、いきなりファンデを重ねないでください。まずは、ティッシュで皮脂・汗をそっとオフ。
その後、ブラシでパウダーをふんわり。毛穴部分は毛穴の向きと逆方向に軽く動かすと整いやすくなります。
崩れが大きい日は、乳液を含ませたコットンで一度ベースをなじませてから、下地→ファンデで整えるときれいに戻りやすいです。

