
1.女性の服装・小物類【スーツ】
女性のスーツの着用例と気をつけるべきポイントについて、アイテム別にご紹介します。

ジャケット
色は黒やグレー、ネイビーなどの濃色が無難です。ライトグレーやベージュなどの淡色のスーツはカジュアルな印象になります。ストライプなどのシンプルな模様であれば、柄があっても問題ありません。
ボタンは2〜3個のものが良いでしょう。1つボタンはウエストが絞られたシルエットが多いため、面接やビジネスの場では不向きとされています。着席時も含め、ボタンはすべて留めて着用します。
上着・コート
スーツに合うフォーマルな形のものを選びましょう。フードやファーなどの装飾がついていない「トレンチコート」や「チェスターコート」がおすすめです。
スーツ同様に、黒やグレー、ネイビー、ベージュなど落ち着いた色味で、派手な柄が入っていないものが良いでしょう。
インナー(シャツ・ブラウス・カットソー)
シャツ・ブラウス・カットソーはどれを選んでも問題ありません。色はどんなジャケットにも合い、顔色を明るく見せてくれる「白」が良いでしょう。なお、派手なレースやフリルがついているデザインは避けたほうが無難です。
・シャツ:襟があるタイプは、フォーマルで堅実な印象に。
・ブラウス:柔らかい素材が多いため、女性らしい印象に。
・カットソー:首周りがすっきりして見え、ハツラツとした印象に。
スカート・パンツ
スカート・パンツはどちらでも問題ありません。ジャケットと同じセットアップのものを選びましょう。ジャケットと異なるボトムの組み合わせは、スーツよりもカジュアルな印象があるため、オフィスカジュアルになります。
スカートの場合は膝丈を確認してください。立った時に膝が隠れ、座った時に膝上5センチ以内に収まる長さが目安です。
ストッキング
スカート・パンツどちらの場合でも、必ずストッキングを着用しましょう。無地で肌に近いベージュが適しています。黒のストッキングは喪服を連想させるため、避けたほうが良いでしょう。
靴(パンプス)
応募先を訪問する際は、無地で黒のパンプスが一般的です。服装全体のバランスがとれていれば、落ち着いたデザイン・色の靴でも問題ありません。
ただし、つま先が見えるデザインの「オープントゥ」は避けましょう。ストラップのあり・なしはどちらでも構いません。ヒールの高さは5センチ程度が目安です。
かばん
黒や茶などの落ち着いた色・デザインのものを選びましょう。面接では書類を持ち運ぶことが多いので、A4サイズを曲げずに収納できるサイズがおすすめです。床に置いた時に自立するものを選ぶと、面接時の扱いが楽になります。
2.女性のメイク・髪型
髪型・ヘアカラー

目や眉に髪がかからないようにピンなどで留め、長い髪はまとめるようにしましょう。後ろ髪は、アップスタイル(まとめ髪)にすれば、顔の周りがスッキリとするのでハツラツとした印象になるでしょう。一方、ダウンスタイルは落ち着いた印象になります。
医療・福祉業界では、明るすぎる髪色は好ましくないと考える事業所もあります。そのため、ヘアカラーは7番までの明るさを目安にしましょう。

化粧・メイク
普段の職場ではノーメイクの方もいるかもしれませんが、面接では最低限の化粧をしたほうが好印象を与えられるでしょう。
・ベースメイク:ファンデーションなどで均一に整えます。夏場などで皮脂が出やすく崩れやすい場合は、化粧下地やパウダーを使うと持ちが良くなります。顔と首で違う色にならないように注意しましょう
・眉とアイブロウ:眉用のハサミやピンセットで形を整えます。足りないところはアイブロウペンシルやアイブロウパウダーで書き足し、角度をつけすぎたり細くしすぎないようにしましょう
・目とアイメイク:肌なじみの良いブラウンやベージュ系を選びましょう。ラメ感が強いものは避けたほうが良いです。アイラインとマスカラは控えめに施しましょう
・頬とチーク:チークを足すと血色よく、健康的に見えます。笑ったときに頬が高くなる位置にふわっと、濃くなりすぎないように入れます。
・唇とリップ:落ち着いた朱色やピンク、ベージュ系の色がおすすめです。真っ赤なリップやツヤ感の強いグロスは避けたほうが良いでしょう。
爪・ネイル
患者や利用者と接したり、調理したりする職種の場合、面接でも爪の状態をチェックされることもあります。派手なネイルや長い爪は、マイナスの印象を与える可能性があるため、マニキュアは落として、短く整えたほうが良いでしょう。
腕時計・アクセサリー・香水
・アクセサリー:結婚指輪以外のアクセサリーは、面接・職場見学には適しません。身につける場合でも、小ぶりで目立たないものにしましょう
・腕時計:シンプルなデザインのものであれば問題ありません
・香水:就業時の使用が禁止されている職種であれば、面接でも使わないほうが良いでしょう

