5.動きやすい服装の場合(男性・女性)
面接に併せて実技試験がある場合など、動きやすい服装で訪問するように求められる場合があります。この場合は着替えを持っていくのではなく、着用して訪問したほうが良いでしょう。

動きやすい服装と言っても、面接もおこなうので、ジャージやデニムなどは適しません。ポロシャツなどの伸縮性があるトップスに、スラックスやチノパンツなどの組み合わせを選ぶと良いでしょう。
足元はヒールや革靴では動きづらいので、ヒールのないパンプスやシンプルなデザインのスニーカーが適しています。
6.【ケース別】転職面接・職場見学に適した服装
ここからは、ケース別に適した服装をご紹介します。
「平服でお越しください」と言われた場合
ビジネススーツやオフィスカジュアルで訪問しましょう。勘違いしてしまいがちですが、平服は、燕尾服やタキシードのような正装(礼装)に準じる服装を指すため、普段着ではありません。
リクルートスーツしか持っていない場合
転職活動にリクルートスーツを着ていけないわけではありませんが、年齢を重ねて着用するとちぐはぐな印象を与える可能性があります。そのため、社会人はビジネススーツやオフィスカジュアルを着用することが一般的です。
準備が間に合わない場合は、インナーを変えてリクルートスーツのイメージを軽減させても良いでしょう。とくに女性は服装の自由度が高いので、白のワイシャツをカットソーやブラウスに替えるだけでも印象が変わります。
パート・アルバイト面接の場合
パート・アルバイト面接でもTPOにあわせた服装選びが大切です。礼儀正しい服装でマイナス評価になる可能性は低く、スーツを選ぶほうが無難です。
スーツでは堅苦しすぎるのではないかと感じる場合は、面接の日程調整などの連絡時に質問してみても良いでしょう。
高齢者施設・介護施設での面接の場合
黒以外のスーツやジャケットがあれば、施設や利用者への配慮として、別の色を選ぶと良いでしょう。これは、黒のスーツは「喪服」を連想させてしまうため、避けたほうが良いと考える人がいるためです。
黒のスーツしか持っていない場合は、ネクタイなどの小物類に明るい色を選ぶと良いでしょう。
美容クリニックでの面接の場合
美容クリニックでは、応募者の服装や身だしなみを評価対象とする可能性があります。そのため、とくに接客や施術中に目に留まりやすい、手元やネイルは綺麗に整えておくと良いでしょう。
ウェブ面接の場合
ウェブ面接の場合も、対面の面接と変わらない服装・身だしなみを心掛けましょう。立ち上がったりカメラが傾いてしまったりして、下半身まで映り込む可能性もあります。
部屋の様子まで映り込む場合は、雑多な印象を与えないように整理整頓・片付けもしておきましょう。
夏や冬に面接がある場合
面接のマナーを踏まえつつ、季節に応じた服装で訪問することが重要です。夏の場合は、応募先から「クールビズでお越しください」と伝えられる場合があります。その際は、男性はノーネクタイで構いませんが、夏用のジャケットを着用すればより丁寧な印象になるでしょう。
一方、冬の場合は注意が必要です。応募先を訪問する際、着用しているコートはオフィスに入る前に脱いでおきましょう。また、寒冷地以外ではブーツも避けたほうが無難です。

