【医療事務の面接対策】よく聞かれる13の質問と回答例、見られるポイントを解説

【医療事務の面接対策】よく聞かれる13の質問と回答例、見られるポイントを解説

【医療事務の面接対策】よく聞かれる13の質問と回答例、見られるポイントを解説

1.医療事務の面接で見られるポイント4つ

面接では受け答えだけでなく、応募者の立ち居振る舞いも考慮して総合的に合否が判断されます。医療事務の面接で採用担当者が見ているのは主に次のような点です。

身だしなみ

業務上多くの人と接する医療事務は、その立場にふさわしい身だしなみかどうかが見られます。清潔感があるのはもちろんのこと、明る過ぎるヘアカラーや結婚指輪以外のアクセサリー着用は業務上不可としている医療機関もあるため、面接時から注意しましょう。

コミュニケーション能力

医療事務は受付に立つことも多く、病院やクリニックの顔ともいえる存在です。そのため、来院者や医療従事者と円滑にコミュニケーションが取れるかどうかがチェックされます。会話のキャッチボールを意識し、落ち着いた口調ではっきりと話すようにしましょう。

一般常識・マナー

医療事務は多くの人と関わるため、一般常識や社会人としてのマナーを備えている必要があります。面接中の言葉遣いや振る舞いはもちろん、待合室での過ごし方などにも気をつけましょう。

仕事に対する意欲

応募者の意欲は、志望動機の内容だけでなく話す姿勢や表情からも伝わるものです。視線が泳いだり表情が暗かったりするとマイナスな印象を与えますので、明るい表情と良い姿勢を心がけましょう。

面接の流れやマナーについて詳しくはこちらで解説しています
>【面接マナー】直前でも間に合う! 受付前から退室後までの注意点をイラストでわかりやすく解説

2.医療事務の面接で聞かれる質問・回答例

面接のイメージ

ここからは、医療事務の面接でよく聞かれる質問とその回答例を紹介します。前提として、面接官が聞きたいのは立派な模範回答ではなく、あなたの考えや人となりがわかる回答です。以下の例を参考に、あなたらしさが伝わる受け答えを心がけてみてください。

自己紹介・自己PRに関する質問

Q「自己紹介をお願いします」

自分の名前と経歴、志望理由、締めのあいさつを簡潔に伝えます。最初の質問なのであまり長くは話さず、30秒〜1分程度を目安にまとめましょう

回答例:◯◯◯◯(自分の名前)と申します。大学病院にある整形外科の医療クラークとして◯年間勤めてきました。前職では医師や看護師など、周囲の医療従事者にとって働きやすい環境の整備に努めてきました。母の介護のために帰郷し転職先を探していたところ、御院が地域の方々から親しまれている病院だと聞き、応募いたしました。本日はよろしくお願いいたします。

Q「自分自身をどのような性格だと思いますか」
Q「長所と短所を教えてください」

この質問では「客観的に自分をどう捉えているか」が見られます。長所は応募先の職場でどのように活かせるかを伝えます。短所の伝え方には注意が必要で、悪い点をそのまま伝えて終わるのは禁物です。裏を返せば長所とも捉えられる内容を選んだり、克服のために取り組んだエピソードを紹介したりするなど、ポジティブな内容に変換するようにしましょう。

回答例:私は地道な作業にもコツコツ取り組むことが得意です。幼いころから何か一つの作業を黙々と続けることが好きだったため、数字の確認作業やデータの入力作業などが苦になりません。一方で、集中すると周囲に意識がいかなくなることもあります。仕事中は時間を区切って集中して作業することで、そのほかの業務に支障が出ないよう工夫しています。

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志望動機に関する質問

Q「志望動機を教えてください」

志望動機は応募先の法人理念やサービス内容、独自性などを踏まえたうえで「この職場だからこそ働きたい」という気持ちを伝えることが大切です。さらにこれまでの経験やスキルをもとに、その職場でどのような貢献ができるのか伝えると良いでしょう。

回答例:新卒で入職して約◯年間、大学病院の医療クラークとして働いてきましたが、会計やレセプト作成などのクラーク以外の業務にも携わり、医療事務としてステップアップしたいと考え転職を決めました。御院を志望した理由は、「◯◯◯◯(法人理念)」に共感したからです。地域の方々からの信頼も厚い御院の一員となり、患者さまファーストの医療に貢献したいと考えております。

Q「入職後に取り組みたいことはありますか」

その職場で何を成し遂げどのような貢献ができるのか、また本人の希望を叶えられるのかを確認する質問です。自由に答えてOKですが、事前にしっかりと応募先の組織や業務内容について調べたうえで、現実的な内容を答えましょう。とくに未経験者の場合、下調べが不足していると、実際の業務とは異なる的外れな回答になってしまうことがあります。

回答例:入職後は、医療従事者と患者さまをつなぐ橋渡しを担いたいと考えております。病気やけがをしている患者さまは大きな不安を抱えていますが、医師には聞きづらいことがある方もいらっしゃいます。そんなとき、医療クラークとして患者さまに寄り添い、安心して治療を受けていただけるようサポートしたいです。また、医療従事者と円滑なコミュニケーションを図り、チーム力の向上と医療現場の効率化にも貢献したいと考えております。

Q「前職の退職理由/転職理由を教えてください」

中途採用の人が必ずと言っていいほど聞かれる質問です。「職場の人間関係が悪かった」「残業が多く、給料が少なかった」など前職の悪いところを正直に伝えてしまうと、「思うようにいかないときにまた辞めてしまうのでは」と思われてしまいます。たとえネガティブな原因だったとしても、転職理由は「自分のやりたいことを実現するため」「スキルアップのため」など、前向きな理由を伝えるようにしましょう。

回答例:医療事務としてさらなる経験を積みたいと思い、転職を決めました。現在の勤務先は個人経営の内科クリニックのため業務範囲が限られており、スキルアップに限界を感じていました。そのため、転職先は幅広い診療科があり、専属のクラークが配置されている総合病院を希望しています。

仕事・経験・スキルに関する質問

Q「医療事務になったきっかけを教えてください」

医療事務の仕事を選んだきっかけを聞くことで、「応募者の人となり」や「その仕事に対する思い」を確認する質問です。きっかけは人それぞれなので、エピソードを交えながら具体的に伝えるようにしましょう。

回答例:医療事務という仕事を知ったのは、中学生のころ祖父が大病を患ったときです。両親が事務的な手続きに困って医療事務の方に何度も質問をしていました。その説明が丁寧で印象的だったのを覚えています。高校生になり、進路を考えるなかで、友人が医療事務の専門学校に進むことを知りました。そのとき、当時お世話になった医療事務の人を思い出し、私も医療現場で働いてみたいと思い、医療事務の専門学校に入学しました。

Q「仕事をするうえで心がけていることを教えてください」

この質問では、あなたが医療事務として働くうえでの信念を聞くことで、応募先の理念や方針と合っているかを確認しています。まず結論を伝え、続いて具体的な理由を説明しましょう。自身の心がけていることをもとに実際に取り組んだエピソードを聞かれる可能性もあるので、回答できるよう用意しておくと安心です。

回答例:どんなに忙しいときでも、患者さまに丁寧に対応することを心がけています。先日も支払い窓口で案内をしていたとき、「前回と金額が違う」という問い合わせを受けました。治療内容が異なる点を説明したところ、「前回よりも高額で不安だったが、丁寧な説明で納得できた」との言葉をかけていただきました。窓口案内は多忙になりやすいですが、今後も患者さまに寄り添った丁寧な対応を心がけたいと考えています。

Q「これまでの仕事で印象に残っていることを教えてください」
Q「印象に残っている患者さんとのエピソードはありますか」

医療事務としてこれまでにどのような経験をし、どう対応してきたのか、そしてその出来事をどう捉えているかを聞く質問です。エピソードの状況を説明し、そのうえで自分が学んだことや成長した点に触れるようにしましょう。

回答例:これまでの仕事で忘れられない出来事は、新人のころに診療費計算を誤り、高額な追加請求が発生してしまったことです。上司からは「患者さまにとって新人かどうかは関係ない。常にプロとして仕事にあたるように」と指導されました。この一件から、責任を持って業務に取り組まなければ患者さまに大きな迷惑をかけてしまうことを痛感しました。それ以降は絶対にミスが起きないようにチェック方法を見直し、正確に作業できるよう心がけています。

労働条件・働き方に関する質問

Q「残業はできますか

家庭の都合などで残業が難しい場合、答えづらい質問かもしれません。しかし対応できると取り繕ってしまうと入職後トラブルに発展しかねないため、正直に伝えたほうが良いでしょう。その際には「一切できません」と強気な態度ではなく、理由とともにできる限り努力する姿勢を見せると角が立ちにくいです。

回答例:保育園のお迎えがあるため、18時以降の対応は難しいです。ただどうしても人手が足りない場合などは、事前にお知らせいただければ、祖母にお迎えを代わってもらえないか相談はできると思います。

Q「ほかにも選考を受けていますか」

この質問に対して「御院しか受けていません」と答えることで志望度の高さをアピールする人がいますが、事実でないのなら選考状況は正直に答えるようにしましょう。ほかに選考を受けているからといって一概に評価が下がるわけではなく、採用側は複数の応募者の採用スケジュールを調整する目的や、応募者の志望先に一貫性があるかどうかを確認するために質問していると考えられます。

回答例:産婦人科のクリニックを1件受けており、来週面接を予定しています。

Q「何か質問はありますか」(逆質問)

面接の終盤では、応募者からの質問である逆質問を尋ねられることが多いです。その際に「とくにありません」という回答では、意欲が欠けている印象を与えてしまいます。少なくとも3つ程度は事前に質問を用意しておくと良いでしょう。

質問内容は自分が聞きたいことでOKですが、「事前に調べればわかる情報」「面接官がすでに説明したこと」「福利厚生や待遇面に関することばかり」を質問するのはNGです。もし準備していた逆質問の答えがそれまでの会話で登場した場合は、「お聞きしたかった質問はこれまでのお話で解消できたため、追加ではありません」などと伝えると好印象です。

逆質問は自己アピールや有用な情報を得られるきっかけにもなるため、上手に活用しましょう。

回答例:入職までに準備しておくべきことがあれば教えていただきたいです。もし採用していただいた場合には、いち早く戦力になれるよう、入職前から準備を進めたいと考えております。

そのほか、質問の受け答えの例文は以下の記事でも紹介しています。
>質問回答42例!医療介護福祉の面接対策~自己紹介から逆質問まで網羅~
>逆質問の例文まとめ!面接の最後に聞かれる「何か質問はありますか」の答え方50選

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