3.逆質問のNG例
逆質問は自分の意欲や理解度をアピールするチャンスですが、内容によっては企業への関心が薄い、もしくは準備不足と受け取られる可能性があります。以下のような質問は避けましょう。
企業のウェブサイトや求人などを見ればわかる内容
61.企業理念を教えてください。
62.設立は何年ですか?
63.御社の事業内容を教えてください。
待遇面に偏った質問
64.賞与(ボーナス)はいつごろ出ますか? 支給実績も知りたいです。
65.残業や夜勤は多いですか?
66.何年くらいで昇給しますか?
67.有給休暇はいつから取れますか?
ネガティブな質問
68.どこも人手不足と聞いていますが、こちらも同じですか?
69.目標を達成できなかったらどうなりますか?
70.○○(業務内容)に自信がありませんが、務まりますか?
71.とくにありません。
4.「面白い」と思われる逆質問のポイント4つ
(1)相手と面接の段階に応じた内容にする
面接の段階ごとに面接官の立場や関心は異なります。相手に合わせた質問をすることで、理解度と柔軟性をアピールできます。
一次面接(現場のリーダーやマネージャー):実際の業務内容、チーム体制、職場の雰囲気など、現場に即した具体的な質問が効果的です。
質問例「この部署で活躍されている方の特徴は何ですか?」
最終面接(役員や社長):企業の経営方針や今後の展望、自分がどのように貢献できるかといった視点の質問が好印象です。
質問例「今後の事業展開について、力を入れている分野はありますか?」
(2)待遇面を聞くなら意欲の高さも伝える
「有給休暇は希望どおり取れるか」など、待遇に関する質問も重要ですが、そればかりに偏ると「条件だけが目的」と誤解されることがあります。業務への関心と意欲も併せて伝えましょう。
質問例「御社でのキャリアステップについて教えてください。また、それに伴う評価制度や昇給の仕組みはどのようになっていますか?」
(3)自己PRにつなげる
逆質問の時間は、単に疑問を解消するだけでなく、自分の強みや経験をアピールする場としても活用できます。経験や強みを質問と一緒にさりげなくアピールするのも効果的です。
質問例「前職ではチームリーダーとして業務改善に取り組んできました。御社でも主体的に提案する機会はありますか?」
(4)調べてもわからないことを聞く
企業理念や事業内容など、応募先のウェブサイトに掲載されているような内容ではなく、面接官個人の経験や業務内容の理解が深められるような内容を聞きましょう。
質問例「実際に働かれていて、御社の魅力や強みをどのように感じていますか?」
