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【実例あり】児童指導員の履歴書の書き方・志望動機・面接対策をまとめました

【実例あり】児童指導員の履歴書の書き方・志望動機・面接対策をまとめました

3.児童指導員の履歴書の書き方(項目別)

児童指導員の履歴書の書き方見本

ここでは履歴書の項目別のポイントをご紹介します。書き方のルールや証明写真を撮影するときの服装・身だしなみのマナーを覚えておきましょう。

①日付

履歴書を書いた日付ではなく、提出する日付を記入。郵送の場合は投函する日付を記入する。他の応募先に持参した、日付の古い履歴書の使い回しはNG。

②氏名

見やすく大きな字を心がける。苗字と名前の間にスペースをあけて書くのが望ましい。

③生年月日・年齢

和暦・西暦を書類全体で統一する。「満◯歳」となっているものは、記入時の年齢を書き込む。

④住所

必ず都道府県から書き、番地やマンション名も省略せずに記入する。ふりがなは、都道府県と市区町村(番地の前)まででOK。マンション名に難しい漢字が入っている場合は、ふりがなを振っておく。

⑤連絡先

つながりやすい携帯電話の番号を記載。普段使用しているメールアドレスも記入しておく。

⑥写真

証明写真は3ヶ月〜半年以内に撮影したものを使用するのが一般的。写真がはがれたときのために、裏面に「氏名+撮影日」を記入する。スナップ写真の切り抜きやプリクラなどは避ける。

証明写真については「第一印象を良くする!履歴書写真の撮り方とポイント」で説明しているので、あわせてご覧ください。

point

・服装は白のインナー+黒系のスーツorジャケットが基本
・暗いイメージを持たれないよう、自然な笑顔を心がける
・髪が長い人は束ね、前髪で目や眉が隠れないようにする
・派手なアクセサリーや濃いメイクは避けたほうが無難
・明るすぎる髪色はNG。証明写真や面接の場では「ヘアカラー7番 」までが一般的
ヘアカラー見本

⑦学歴・職歴

学歴と職歴を分けて記載する。和暦・西暦はどちらでも構いませんが、履歴書内で統一しましょう。年・月の欄に「年」「月」と書く必要はありません。

学歴は高等学校以降の入学・卒業を記入。「◯◯高校」ではなく、正式名称で「◯◯高等学校」と書く。新卒の場合は、通っている学校を「卒業見込み」と記入しましょう。

職歴は、入職ならびに退職の年月を時系列に沿って記入。児童指導員以外の職歴も正しく書く。アルバイト歴を記載する必要はありません。

学歴・職歴の記載が終わったら、職歴の最後の行に「現在に至る」と記入し、その一行下に右寄せで「以上」と記入。退職が決まっている場合は、職歴欄の「現在に至る」の隣に退職予定日を記入しましょう。

point

・学校、学部、学科名は正式名称で
・転職した場合は正しい年月と法人・施設名を
・すべての経歴を記載し終わったら、最後に「以上」を忘れずに

■短い職歴は省略してもいい?

入社1年未満で退職にいたる、いわゆる「早期退職」の職歴がある場合、「書くべきかどうか迷う」「悪い印象を与えたくない」という人は多いはず。

たしかに、履歴書・職務経歴書について、どこまで書くべきかという決まりは定められていませんが、短い職歴についても履歴書に記載することをオススメします。

万が一、保険や年金の加入実績から過去の職歴がわかった場合、担当者によっては「経歴を詐称して応募してきた」という印象を与えかねません。

それよりは、早期退職の理由を説明して、失敗や反省点は今後に活かして働きたいという前向きな姿勢を見せることが大切です。

⑧免許・資格

免許・資格名は正式名称で記載していきましょう。記載順に決められたルールはありませんが、先に運転免許を取得順に書き、その他の免許・資格を取得順に書くと見やすくなります。

⑨志望動機

履歴書の志望動機は「学歴・職歴」「免許・資格」などの情報に加えて、仕事に対する熱意・考え方を伝える重要な項目です。

「子どもが好きだから」という、多くの児童指導員に共通する志望動機だけではなく、「なぜその施設を志望するのか」という理由を、自身の経歴や応募先の特徴と結びつけて書くことで、より説得力のある内容にすることができます。

「何を書けばいいかわからない」という人は後述の「5.(例文)児童指導員のパターン別・志望動機」を参考にしてみてください。

■児童指導員が使う正しい「敬称」はどれ?

児童指導員の履歴書や面接において、意外と間違えやすいのが「敬称」です。以下の2つのポイントを押さえて「敬称」の使い分けをマスターしましょう。

point

「貴社」と「貴法人」
書き言葉のため、おもに履歴書や職務経歴書などの書面で使用する。志望するのが企業の場合は「貴社」、学校法人や社会福祉法人などの場合は「貴法人」となる。

「御社」と「御法人」
話し言葉のため、おもに面接のときに使用する。志望するのが企業の場合は「御社」、学校法人や社会福祉法人などの場合は「御法人」となる。

▼「敬称」についてはこちらの記事もチェック!

「貴院」と「御院」・・・病院の正しい「敬称」はどっち?

⑩本人希望欄

絶対に譲れない勤務条件や待遇がある場合以外は、「貴法人の規定に従います」と記入。基本的に給料や待遇などの希望は、選考が進んだ段階で担当者に直接交渉するほうがよいと考えましょう。

応募先の施設が複数の職種を募集している場合に、自分が希望している職種の名称を書いたり、在職中の場合に、連絡可能な時間帯を書いたりするのは問題ありません。

4.履歴書の提出方法

4-1.郵送するときのマナー


■送付状(添え状)の書き方・テンプレート

履歴書を郵送する際には、「送付状(添え状)」を同封します。

送付状(添え状)の書き方見本

送付状はA4サイズで、以下の項目を記入します。

①日付

郵送する履歴書と合わせて、投函する日付を記入する。西暦・和暦は書類の中で統一する。

②宛名

送り先の法人名・部署名などを省略せずに正式名称で記入する。

③署名

宛名より下に記入する。「住所」「氏名」に加えて「連絡先」を記入しておくと丁寧。

④件名

「何の件」に関する書類かわかるように、件名を記入する。

⑤頭語と結語

書き出しは「拝啓」の頭語、締めは「敬具」の結語を記入する。

⑥本文

「拝啓」に続き、簡単な挨拶文を記入する。

⑦同封書類

「敬具」の結語のあとに改行して「記」と記入。箇条書きで同封書類・枚数を記入。 最後は「以上」と記入する。

■封筒の書き方・テンプレート

封筒の表面には、送り先の郵便番号、住所、宛名を省略せずに正しく書きましょう。左下に「履歴書在中」と記載する必要がありますが、はじめから記載されている「履歴書用封筒」の利用が便利です。封筒の裏面・左下には、自分の住所と氏名を書きましょう。

クリアファイルに挟んだ履歴書を封筒に入れて、のり付けをしたら、中央に黒いペンで「〆」と記入します。

封筒の色は「白」、サイズは履歴書を折らずに封入できる「角形A4号」か「角形A2号」を選びましょう。

封筒の書き方見本

4-2.手渡しするときのマナー


履歴書を直接持参する場合でも、郵送するときと同様に、クリアファイルに挟んだ履歴書を封筒に入れましょう。持参する過程で、端が折れたり、シワになったり、汚れたりすることを防ぐことができます。

直接手渡しする場合は、郵送するときのように、表面に宛先を記入する必要はありません。封筒の裏面・左下には、自分の住所と氏名を記入します。

4-3.メールで送付するときのマナー


「履歴書をメールで送ってほしい」と言われた場合は、以下のポイントに気をつけてメールを作成しましょう。

■件名は簡潔に、本文は読みやすく

採用担当者は日々多くのメールを受け取っています。件名は「履歴書ご送付の件/氏名」「児童指導員応募の件/氏名」など、内容がひと目でわかるようにしましょう。本文は適宜改行したり、1行空けたりして、読みやすさを心がけることが大切です。

■履歴書はPDF形式で、パスワードを設定

履歴書は個人情報が書かれた重要書類です。誤送信によって、第三者に閲覧されるリスクを軽減するためにも、履歴書の送り方には十分注意しましょう。

履歴書のファイルは、WordやExcelなどのテンプレートで作成した場合でも、PDF形式に変換して送るのがベストです。それにより、第三者が上書きできなくなったり、レイアウトを保ったまま印刷したりすることができます。

作成→PDFファイルへの変換が終わったらフォルダに格納。zip形式でパスワードを設定・圧縮したうえで、メールに添付。ファイル名は「20200131_履歴書」のように、担当者がわかりやすいものにしましょう。

■パスワードは2通目のメールで伝えるのが正解?

パスワードのかかったzipファイルを送るとき、後続のメールでパスワードを送付することが慣習となっています。しかしながら、このような対策はセキュリティ上、ほとんど意味を成しません。

現在、データ送付にメールを使用しなければならない場合は、「電話」「郵送」「直接会う」などの方法で、担当者にパスワードを伝える方法が最も良いとされています。

■履歴書をメールで送付するときの文面例


<件名>
履歴書ご送付の件/氏名

<文面>
社会福祉法人○○○○会
採用担当 ○○○○様

○○○○と申します。
ご指示いただきました履歴書をお送りいたします。
ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます。

応募書類には念のためパスワードを設定しております。
パスワードは追ってお伝えさせていただきますので、
ご確認いただけますと幸いです。

お忙しいところ大変恐縮ですが、
何卒よろしくお願い申し上げます。

———————————–
氏名
郵便番号+住所
電話番号
メールアドレス
———————————–

4-4.封筒はどの提出方法でも必要


履歴書を入れる封筒は、履歴書を郵送する場合、手渡しする場合、メールで送る場合のすべての提出方法で必要になります。

メール送付の場合は必要ないと思う人もいるかもしれませんが、念のため送付したPDFファイルを印刷したものをクリアファイル・封筒に入れて持参するとよいでしょう。

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