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【東京・上野】連日即完売。断面に思わず見とれる「LUPI COFFEE」のミルクレープで幸せな1日のはじまりを

生地、クリーム、具材、そしてこだわりが何層にも積み重なり、美しい断面に魅了されるミルクレープ。そんなミルクレープをはじめ、おいしいスイーツに出会えるのが、東京・上野にある「LUPI COFFEE(ルピコーヒー)」。開業わずか1年でインスタグラムのフォロワーは1万人を超え、なんと今では予約開始と共に売り切れてしまうほどの人気ぶり。今回はそんなカフェで、断面が美しいと話題のミルクレープを味わいました。

出会いは店員とお客様。「2人いれば3人分のパワーになる」と始めたカフェ営業

LUPI COFFEE 外観

文化と芸術、そして情緒あふれる下町が合わさり、外国人にも人気のエリア、東京・上野。そんな上野駅から歩いて8分の場所にあるのが、水色の壁とウッド調の入り口に、女性のイラストが特徴的な「LUPI COFFEE」です。

LUPI COFFEE 店内
お客様との距離が近いからこそ、リラックスできる空間を意識しているそう

客席は6席。アンティーク調の家具にこじんまりとして温かい雰囲気が漂う店内で、ミルクレープやキャロットケーキ、バスクチーズケーキなどの人気のスイーツを、こだわりのコーヒーと共に楽しむことができます。

迎えてくださったのは、萩原千草さんと岡田唯さん。お二人の出会いは、萩原さんが以前働いていたカフェ。コーヒー好きの岡田さんがお客様として来店し、初対面で意気投合。萩原さんがお知り合いから譲り受けて準備をしていたこのお店で、岡田さんも一緒に働くことになったのだそう。

LUPI COFFEEのお二人
代表の萩原千草さん(左)と岡田唯さん(右)。お二人が出会った当時、岡田さんは徳島在住で、お店に通うために、なんと毎回車で東京まで運転していたんだとか。

「前オーナーはコーヒースタンドを経営していたので、私もそのままコーヒーをやろうとしていた中で唯と出会って。1人では2人分の仕事はできないけれど、2人なら3人分のことができると思ったときに、コーヒーだけではなく、カフェにしようと決めました。」と話す萩原さん。

岡田さんは実業団に所属しランナーをされていた元アスリート。「実はパーソナルトレーナーになる予定だったんです。ただ、ずっとコーヒーが好きで、いつかお店をやりたいとは思っていて。そんな中思いがけずコーヒーに関わる仕事ができる!となったので、カフェに全振りすることにしました。」

笑顔あふれる会話からも、温かくて居心地の良い雰囲気はこのお二人だからこそ作り出されているのだと感じられます。

お店の内装はなんと手作りのDIY。居抜きで譲り受けた店舗ですが、こだわりを詰め込んだ結果、ほとんど全てを改装することになったのだとか。岡田さんを中心に、当時萩原さんが働かれていたカフェの方々も手伝ってくださり、愛情の込められた店内が完成。アンティーク家具もこだわり、岡田さんが自ら車で関西まで買い付けに行ったそう。温かみあふれるアットホームな雰囲気で、お客様がほっとできる空間を作りたいというお二人の想いが込められています。

LUPI COFFEE 家具
店内にはアンティーク家具がたくさん
LUPI COFFEE 内装
カウンターのタイルもご自身で貼り付け。柄を被らせないこだわりも

店名の由来はルピナスという花。色ごとに「感謝」や「努力」など違う花言葉を持っており、どれもお店のテーマにあっていることから、ルピナスから「ルピ」を取ったのだそう。

またお店の至る所で発見する犬のイラストは、お店のキャラクターであるルピ君。ルピという言葉はラテン語で狼の意味も持っており、岡田さんが以前飼っていたハスキーをモデルにして、萩原さんが描かれました。

LUPI COFFEE ショップカード

見た目もおいしさもグラデーション。最後の1口まで楽しんでもらいたいミルクレープ

こちらのお店の日替わりスイーツは、毎朝7時30分にインスタグラムのストーリー投稿にてお取り置きの予約ができますが、投稿後1分以内に完売してしまうという人気ぶり。そんな”幻”ともいえる話題のメニュー、ミルクレープをいただいてきました。

季節のフルーツをふんだんに使用しているのはもちろんですが、生地やクリームも層によって複数の種類を使い分けるこだわりが。断面を見ただけで思わず「かわいい!おいしそう!」と声が漏れてしまいます。

いちごとチョコのミルクレープ

今回いただいたのは、「いちごとチョコのミルクレープ」。
チョコレートとコーヒーの生地を使用し、キャラメルとチョコレートのクリーム、そしてラムとバニラのマスカルポーネクリームでいちごをサンド。上に乗るラズベリークリームと丸々1粒のいちごが、ミルクレープ全体を鮮やかに演出します。

キャラメルやチョコレートの甘さといちごの甘酸っぱさ、コーヒーの深みとマスカルポーネの濃厚なのに軽い口どけをクレープ生地が包み込み、ふわっと口の中に広がるのはラムの香り。バランス抜群のその味わいは、一口目から幸せになる一品です。

いちごとチョコのミルクレープ
いちごとチョコのミルクレープ 断面
生地、コーヒークリーム、キャラメルクリーム、イチゴ…と層によって味を変え、飽きることなく最後まで味わえます

生地を焼くのは岡田さん、ミルクレープを作るのは萩原さんが担当。

「ミルクレープは生地とクリームを重ねていく単調なスイーツだからこそ、最後までおいしく食べてほしいんです。生地やクリームの種類を増やしたり、食感をプラスするための具材を選んだりと、ミルクレープに見た目と美味しさのグラデーションを加えています。」と話す萩原さん。

「こだわりが増えていくほど、表現の幅を広げるために使用する生地の枚数が多くなってしまって、作り始めた当初より高さも上がっているんです。」という岡田さんからの裏話も。

配信元: ufu.(ウフ。)

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