どうしてかかる?どんな症状が出る?冬の三大感染症

新型コロナウイルス感染症
[病原体]
新型コロナウイルス
[感染経路]
飛沫、接触
※飛沫から水分が抜け、より小さくなった粒子(エアロゾル)から感染する可能性も
[おもな症状]
発熱、強い咳、倦怠感、のどの痛み、息切れ、関節痛、味覚や嗅覚の異常・消失など
インフルエンザ
[病原体]
インフルエンザウイルス
[感染経路]
飛沫、接触
[主な症状]
突然の高熱、のどの痛み、咳、鼻水、全身の倦怠感や悪寒、関節痛など
ノロウイルス感染症
[病原体]
ノロウイルス
[感染経路]
経口、接触、飛沫
※乾燥した吐しゃ物等からウイルスを含む小さい粒子が空気中に舞い、それを吸って感染することも(塵埃<じんあい>感染)
[主な症状]
吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱など
「ただの風邪」と油断は禁物!冬に活性化するウイルス
冬はヒトコロナウイルスや、RSウイルスによる風邪が流行します。春先にかけては、ヒトメタニューモウイルスも活性化。いずれも気管支炎や肺炎などの合併症を引き起こす可能性があり、70歳以上の高齢者は特に注意。

自己判断は禁物!必ず医療機関で診断を
三大感染症のほかにも、従来のヒトコロナウイルスやRSウイルスなど、風邪症状を起こすウイルスも冬に流行します。症状が出たとき、新型コロナかインフルエンザか、もしくは風邪かは、診察や検査を受けないと判断できません。
「いずれも主に呼吸器からうつる感染症で、症状も発熱やのどの痛み、倦怠感など似通っています。『微熱だからただの風邪』などと自己判断はせず、症状が出たら正しい手順で医療機関にかかりましょう」

