イメチェン企画第6弾のファッション編です。老けて見えるのが悩みという60歳の渡邉さんが、コンパクトシンプルショートに挑戦。どこから見てもマイナス5歳を叶える若見え髪型のポイントと、ビフォーアフター写真を紹介します。
若見え髪型&血色メイクで、老け見えのお悩みを解決!
今回イメチェンに挑戦するのは、老けて見えるのが悩みだという、渡邉美香子さん(60歳)。ヘアカット&メイクで「見た目マイナス5歳」を目指します。
撮影日はいつものナチュラルメイクで来てもらい、髪型&メイクでどこまで変化するのか、ビフォーアフターを比較することにしました。
イメチェンに挑戦する人:渡邉美香子さん(60歳)

「イメチェンビフォーアフターの記事を見て、自分も変わりたいと思って応募しました。髪はトップのボリュームダウンが悩み。髪型をイメチェンして、なるべく明るく若々しいイメージになりたいです。メイクは苦手なので、ほうれい線・たるみ・クマなどを簡単に隠せる、自分でもできる若見えメイクを教えてほしいです」(渡邉さん)
ヘアカット:石川貴文さん

「今回のカットのテーマは、コンパクトシンプルショートです。襟足は短くコンパクトに、トップと後頭部にボリュームを出した、若々しい髪型に仕上げていきましょう」(石川さん)
メイク:鈴木みほさん

「メイクで肌の血色をアップさせるだけでも、グッと若々しい印象になります。マスクで過ごすことが多い今は、目元の印象も大切。元気に見えるアイメイクを紹介します」(鈴木さん)
※今回もシニア専門ヘアサロン「えがお美容室」でヘアカット&「ビューティー体験(ネイル・メイク・ヘアセット・撮影)」をセットで実施。
※画像は複数あります。Yahooで閲覧している方は、画像の上の「>」でスライドして確認してください。
ここからは、老け見えの原因になりがちな「トップのボリュームダウン」や「襟足のもたつき」を解消する、若見えショートへのカットプロセスと、前・横・後ろのビフォーアフターを中心に紹介します。
イメチェンのポイント1:コンパクトシンプルショート
シャンプーをしたら、まずはヘアカットからイメチェンスタートです。
渡邉さんの髪のお悩みは、トップのボリュームダウン。しかし、石川さんは今回、あえて襟足からカットしていくそうです。いったいなぜ……?

「確かに、トップのボリュームは若々しい髪型の大切なポイントです。でも、トップからカットすると、その時点で後頭部や襟足のバランスが固定されてしまう欠点があるんです。ボリュームがほしいからとトップを長く切ると、髪が伸びたときに全体がペタッとする原因に。逆にトップが短か過ぎると、今度は後頭部に丸みを出しづらくなってしまいます」
石川さんいわく、ショートヘアの全体のバランスを決めるカギは、トップの髪の長さではなく、襟足にあるそう。
「襟足を首元になじむようにグッと引き締めると、視覚効果で後頭部が丸く見えます。その状態で、襟足からトップへと、重さを積み上げるようにグラデーションカットで髪型を作っていくと、後ろからも横からも、どの方向から見ても素敵な髪型を作れます。土台から作って少しずつムダなところを削っていくのが、彫刻や建築みたいですよね」
襟足のカットにも、髪型を素敵に見せるテクニックがあるそう。
「襟足を一直線にカットすると重たい印象になりやすいので、少し髪の間に隙間をあけて、ふわっとカットします。髪のクセでカット後に襟足が上に上がってしまったり、中央に髪が寄ってしまう人もいるので、襟足を短くし過ぎないのもポイントです」

名前はシンプルでも、しっかりとした理論に基づいた、コンパクトシンプルショート。
石川さんの宣言通り「襟足は短くコンパクトに、トップと後頭部にボリュームを出した、若々しい髪型」で素敵に変身できそうです!

