シミは一つあるだけで、ともすると一気に老けた印象になり、取ると驚くほど若返ります。メディアにも多く出演する松倉クリニック表参道の医師・田路めぐみさんにシミ治療最前線についてお話を伺いました。
特集|美容医療に頼ってもいいかしら?
年齢とともに増えるシミ・しわ・たるみ。スキンケアやメイク以外で積極的に改善したい!そんな女性が増えています。そこで気になるのがカジュアルになりつつある美容医療。メニューは?失敗しないコツは?美容医療の基礎知識を医師に聞く全5回の特集です。
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50代、シミには美容医療がおすすめの理由

今回この「美容医療特集」を取材しているワタクシは、50代前半の悩み多き女性として、ハルメク世代の読者代表として、前のめり気味に医師にインタビューして記事を書いています。
美白化粧品は進化が目覚ましいのですが、残念ながら「シミが消えた!」というものにはなかなか巡り合えません。そもそも化粧品にできることは、せいぜいシミが生まれるのを防ぐことが限界……。毎日コツコツとケアすることは正しいのですが、今やシミ治療には、さまざまなアプローチがあります!
しかも、レーザーは不向きと言われてきた肝斑(かんぱん)にさえ有効なタイプも登場しています。となると、美容医療を考えたくなりますよね?
「当院では組み合わせの妙で、あらゆるタイプのシミが混在している肌にも有効な手段が取れます。ただ、シミには見立てが重要。素人判断で施術をお願いするとリスクが高いので、必ず信用できる医師のもと、カウンセリングを受けてください」と説明するのは、松倉クリニック表参道の医師・田路めぐみさんです。
「このシミを取ってください、と言ってすぐ治療する医師は問題あり。患者優先とはいえ、きちんと診断して、その人のライフスタイルなどに沿った手立てを提案できることが大切です」(田路さん)
マスクが日常になった今。シミに悩んでいるハルメクWEB読者なら、マスクで治療後をカバーできるこのチャンスを逃す手はありません。実際、シミ治療に訪れる患者さんは多いのだとか。
ただ、シミ取りをした後に紫外線を浴びると元に戻るリスクがあるため、だんだんと日差しが厳しくなってくる春~夏は避けたほうがベター。実際に、シミ取り治療をするなら秋から春先あたりになってからがおすすめです。

