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また増えたかも…。50代にできるシミの種類は?気になるシミは美容医療で解消を

また増えたかも…。50代にできるシミの種類は?気になるシミは美容医療で解消を

50代にできるシミの種類は?

 ひとくちに「シミ」といってもたくさんの種類があります。

「ざっくり分けると5種類あります。ハルメク世代に一番多いと思われるのが(1)老人性色素斑。次いで(2)肝斑(3)そばかす(雀卵斑)。そして(4)シミがイボ化した脂漏性角化症、(5)代謝低下や色素沈着などによるくすみ、です」(田路さん)

それぞれの特徴や施術内容は追って説明しますが、筆者も「実際痛い?美容クリニックで顔のシミ取りレーザー体験」でお伝えしたようにシミ取りをしたときのお話をしますね。

シミ取りレーザー体験

筆者の顔は、(1)の老人性色素斑がすごくて、次いで(2)の肝斑がふんわりあるような、ないようなという感じでした。(1)は、広範囲になるまで溜めに溜めてレーザー処理したので、かなりの金額にはなりましたが(笑)、本当に1回できれいさっぱりなくなりました。ですので、50代で気になっている人はやった方がいい! 見違えます! 

ただ、取って終わりではなく、術後のケアが大切。紫外線ケア、美白ケア、保湿ケアなど十分やりましょう。

シミ取りは見立てが大事! 施術方法は?

「とにかくシミの種類の見立てを間違えてしまうと大変。別のクリニックで処置していて、全然キレイにならないという方がいらして診断してみると、そのシミに合った施術じゃなかった、ということも。

3回ほど治療すれば、何かしら結果が自分の肌でわかるはず。それが実感できない場合は、クリニックか施術を変えてみましょう」(田路さん)。

肝斑なのか、複数のシミが広がりつながっているのか、あざなのか……。そこはドクターにちゃんと見極めてもらいたいところです。そして、ハルメク世代だと複合したシミの場合が多いので、組み合わせの施術がベターです。

老人性色素斑

老人性色素斑


 
「いわゆる、みなさんがおっしゃっているシミですね。大小さまざまなコイン状で、こめかみ~頬あたりに出ることが多いです。加齢や紫外線などが要因で出来てしまいます。これは、Qスイッチルビーレーザーで処置します。あっという間に終わる施術なので、試しに一度シミ取りをしてみたいという方はやってみるといいと思います」(田路さん)

筆者もこの方法でシミ取りをしましたが、本当に瞬殺! ゴムでパチン!と弾かれる痛みですが、一瞬で終わるので、ピアスも開けられないくらい痛みに弱い筆者でも我慢できました。

レーザーを当てた後の2週間は、ばんそうこうのようなパッドを貼ります。 パッドをはがすとかさぶたとともにシミがはがれ、つるんとしたきれいな肌が現れます。「2週間後、みなさんがその肌の仕上がりに感動されます」(田路さん)

肝斑
 

肝斑ができる原因は、正確にはよくわかっていないそうですが、紫外線や摩擦などの刺激で悪化し、妊娠・出産を機に出てくることが多いので、女性ホルモンが関係しているのではないかと言われています。

「よくできる部位は決まっていて、頬骨部や頬、鼻の下、こめかみや前額部です。肌の色が濃く、色素沈着しやすい人は肝斑にもなりやすいので、肝斑のみならず顔全体の治療もご提案します。まずは、トランサミン(一般名:トラネキサム酸)やビタミンⅭといった内服薬やレチノイン酸の塗り薬を使用。あるいは、ビタミンⅭのイオン導入もあります。それでも改善しない場合、肝斑向きのごく弱いレーザートーニングを繰り返し行う場合も」(田路さん)

肝斑とADM
肝斑とADM(丸印)が合併している状態

ちなみに、ADMというあざと肝斑はどちらも頬骨部にできやすく見分けがつかない医師もいるそう。ADMは薄茶よりやや暗い青みがかった色をしており、肝斑とは違い何度かレーザー治療が必要になります。また、2種類のシミが並行して出てくることも多いので、詳しい医師によるカウンセリング・診断が重要です。

そばかす(雀卵斑)

そばかす(雀卵斑)

そばかすは紫外線リスクもありますが、遺伝にも影響されるので生まれたときからあるという人も多いですよね。鼻から頬のあたり、あるいは顔全体に小さな薄茶色の斑点が広がっているのが特徴。雀の卵のような模様に見えるので、雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。

「当院では、そばかすには『IPL』という光エネルギーを使用しています。顔全体に当てられるので、広範囲のそばかす治療に最適。顔全体が明るくなります。1か月に1度くらいを目安に、3~4回重ねていけば改善します」(田路さん)

脂漏性角化症(老人性イボ)

脂漏性角化症(老人性イボ)

老人性色素斑を放っておくとイボ化することが! どうやら、加齢とともに皮膚の代謝能力が落ちることでシミが徐々に盛り上がってイボ状になるようです。

「イボは表皮の出っ張りなので、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)を使って削って平らにします。痛みはチリチリとした軽いものですが、Qスイッチルビーレーザーより照射時間が長めなので、必要に応じて麻酔の用意があります」(田路さん)

くすみ

シミとは概念がちょっと違うかもしれませんが、ドクター目線でいえば肌の色ムラとして気になるそう。

「50代から肌代謝が落ちてきて、ツヤがなくなり、トーンが暗くくすんでくる方が増えます。シミの治療にいらした方の中でも、私どもから見ると、くすみの方が気になってしまうことが多々あります。せっかくシミを治療しても顔全体のくすみが強いとちょっと残念。またシミだけをスポットで治療するとそこだけが明るくなり、逆に全体としては色ムラになることもあります。一気にどちらもケアすることをおすすめします」(田路さん)

配信元: HALMEK up

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