◆いきなりのスタジオ撮影に困惑

しばらくして草野さんにも声がかかり「やった!」と思ったそうだが、少し離れたスタジオまで連れていかれたんだとか。
「いきなりメイクされて、衣装を着させられて、写真撮影されました。何の説明もないまま(笑)」
事務所からは特に連絡もなく、2ヶ月ほど経った頃だった。連絡がきたと思いきや、それは「雑誌に出るから」という唐突な報告だった。
「雑誌を見たら本当に載っていて驚きました(笑)。でも現実感がなくて、まるで他人事という感覚だったかも。周りの友達の反応もまだそんなにはなくて、『ジャニーズになったんだぁ』程度でしたね」
とんとん拍子で入所してから1年も経たないうちに、旧ジャニーズJr.(ジュニア)内のグループに入り、先輩たちのバックダンサーとして「ミュージックステーション」(テレビ朝日)などの有名音楽番組に出演することで、だんだんとアイドルとしての自覚が生まれていったようだ。
「不思議とダンスや歌が『楽しいな』『気持ちいいな』と思えるようになっていきました。でも、すごく運も良かったと思いますね。入所してから早い段階でたくさんの機会をいただきましたから。気がついたら、とにかく前向きに頑張っていました」
◆「君たち、今日からNEWSだよ」と言われても「荷が重くて…」

「なんだなんだ? なんかあるのかな? って。ほかのメンツがすごすぎるから、“なんで俺がここにいるの?”と、自分でも謎でした」
ふと頭をよぎったのが「バレーボール」のことだった。
「ワールドカップバレーボールのサポーターとして、それまでV6、嵐が主題歌でデビューする流れがあって。“あれ、今年まだ決まってないよな?”って……。僕はペーペーだけど、山下くんたちと同席しているってことは、もしかしてデビューなのかと、頭の中でずっと考えていました」

「嬉しくないわけではなかったんですが『荷が重い』というのが正直な気持ちでした。すでに大人気の先輩たちといきなり同じグループでデビューって。このメンバーの中で、ちゃんと自分がやっていけるのかな。頑張らなきゃいけないけど、大丈夫なのかなって……」

