「中小のカラオケボックス」の苦境が続くなか「カラオケまねきねこ」が店舗数&売上で他社を圧倒するワケ

「中小のカラオケボックス」の苦境が続くなか「カラオケまねきねこ」が店舗数&売上で他社を圧倒するワケ

忘年会シーズンを迎え、2次会・3次会での利用が増えるカラオケボックス。コロナ禍で一時は大打撃を受けましたが、市場は著しく回復しています。2018年度の水準まであと一歩というところまできました。

 しかし、利用の中心は若者であり、長期的には緩やかな市場縮小が見えています。やがて大再編が起こり、巨大グループが誕生する可能性があります。

カラオケまねきねこ
カラオケまねきねこ 新宿西口店 siro46 – stock.adobe.com

◆店舗数でトップは「カラオケまねきねこ」

 帝国データバンクによると、2024年度のカラオケの市場規模は3200億円に拡大する見通しであり、2018年度の3485億円に近づく水準まで戻りました。2021年は1740億円にまで沈んでいたのです。

 店舗数でトップを走る「カラオケまねきねこ」のコシダカホールディングスは、2025年度の売上高がおよそ1割の増収、営業増益でした。業績は極めて堅調で、2026年度は2割程度の増収、約1割の営業増益を計画しています。

 市場回復の影響を受けているのはもちろんですが、コシダカは店舗運営が巧み。2025年5月に客単価が前年同月比で4%上昇しており、6月は客数が3%減少しました。7月も1%減少しています。客数が前年割れを起こしたのは、2025年に入って初。

◆複雑な料金体系は運営会社にとって都合がいい?

 しかし、客単価を引き上げたことが奏功し、売上は前年並もしくはそれ以上をキープしました。

 一般的にカラオケボックスの料金体系は複雑ですが、「カラオケまねきねこ」も例外ではありません。例えば開店から12時までの「朝うた」は、店舗によって料金が異なり、30分税込み11円から55円。ワンドリンクまたはドリンクバー付きのいずれかを選びます。これも店舗によって規定が異なります。

 すなわち運営側は料金コントロールがしやすい仕組みになっているのです。しかし、もともと割安料金に設定されているため、深刻な客離れは起こしづらいのでしょう。実際、コシダカの客数は8月に3%増加しました。


配信元: 日刊SPA!

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