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【実例あり】幼稚園教諭の履歴書の書き方・志望動機・面接対策をまとめました

【実例あり】幼稚園教諭の履歴書の書き方・志望動機・面接対策をまとめました

5.(例文)幼稚園教諭のパターン別・志望動機

志望動機といっても、求職者のステータスや受ける園によって、伝えるべき内容は異なります。志望動機にどのようなことを書けばよいか、以下の「パターン別・志望動機」を参考にしてみてください。

以下の例文は、実際の幼稚園教諭の応募・選考における志望動機の印象や面接の結果を保証するものではありません。あくまで参考としてお考えください。

5-1.新卒・未経験者の志望動機サンプル


(例文)

“私が◯◯幼稚園を志望した理由は、外遊びや自然体験を重視した教育方針に深く共感したからです。私自身も幼い頃、自然が豊かな田舎で育ち、友達と泥だらけになって遊んだことをよく覚えています。都会の子どもたちは外遊びが不足していると言われますが、幼稚園教諭として、外遊びや自然体験の楽しさをたくさん伝えたいと思っています。”


新卒・未経験者の場合は、スキルよりも人柄や考え方が重視される傾向にあります。「育った環境や人柄がわかるエピソード」や「なぜその園を志望するのか」というポイントをアピールしてみましょう。

5-2.経験者の志望動機サンプル


(例文)

“私は新卒で入った私立の幼稚園に8年勤務しており、6年目に主任として現場をまとめるリーダーシップを学び、8年目には副園長として園全体のマネジメント業務に携わりました。

御社では園の新規開設にあたり、立ち上げを担う園長職を募集されているということで、今までの経験を活かしながら、新しいキャリアへの挑戦ができると思い応募させていただきました。”


経験5年以上〜10年程度の中堅・ベテラン幼稚園教諭が転職する場合「即戦力であること」「具体的な役職や活かせるスキル」をアピールしましょう。また、今後のキャリアプランを明確にすることで、中長期にわたって働く意欲を伝えることができます。

5-3.異業種(小学校教諭)から幼稚園教諭に転職するときの志望動機サンプル


(例文)

“幼児期を子どもたちと過ごせる幼稚園教諭を志した理由といたしましては、小学校教育の幅広い発達段階に携わった際、豊かな知識や柔軟な思考力を育む幼児期において、自主性を養うことが重要であると強く感じたからです。

小学校でさまざまな児童と接した経験を活かし、一人ひとりに合った保育を目指し、子どもたちと向き合いたいと思います。”


異業種(小学校教諭)から幼稚園教諭に転職する場合、「なぜ環境の異なる幼稚園で働きたいのか」という具体的な理由に加えて、「これまでの経験から活かせるスキル」を書くことが大事です。

▼小学校教諭から幼稚園教諭に転職した女性のインタビューはこちら

幼稚園教諭(30歳)の履歴書・志望動機・面接対策をインタビュー

6.幼稚園教諭の面接対策

幼稚園教諭として就職・転職する際の最終審査となる採用面接。面接の場ではあなたの行動や話し方、立ち居振る舞いなどから、履歴書ではわからない「人柄や考え方」も見られます。ここでは、面接前日の準備、面接当日の流れと注意点、よくある質問と受け答えをご紹介します。

6-1.面接前日の準備

■当日の持ち物・服装・身だしなみをチェック!

当日に慌てることのないように、以下の準備を面接前日までに整えましょう。

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<持ち物>

・履歴書や職務経歴書などは、クリアファイルに挟んで封筒に入れる。郵送・メールなどで提出している場合でも、念のため書類のコピーを用意する

・履歴書以外に持ち物の指定がない場合でも、筆記用具、ノート、上履き・スリッパなどは最低限持っていくようにする

<服装・身だしなみ>

・当日着るスーツが綺麗にクリーニングされているか、シワになっていないか確認する

・靴に汚れが付いていないか確認。時間に余裕があれば磨いておく

・男女ともに爪は短く切る。女性はマニキュアを綺麗に落としておく


▼面接時の服装・身だしなみについては、こちらの記事で詳しく解説!

【スーツ・私服別】医療介護福祉職の面接にふさわしい服装・髪型・メイク・身だしなみまとめ

■幼稚園までの行き方・天候を確認しよう

電車やバスなどの公共交通機関を使う人は、「自宅から幼稚園の最寄駅・バス停までの経路」「最寄駅・バス停から幼稚園までの行き方」を確認しておきましょう。

初めて行く場所で不安な場合は、どのくらいの時間がかかるか事前に下見をしたり、面接会場付近に30分前に着けるように出発時間を決めたりしておくと安心です。

早く着きすぎた場合は、カフェなどで履歴書の最終チェックや身だしなみのチェック、お手洗いなどを済ませ、時間を調整してから訪問しましょう。

また、大雨や雪などの悪天候の下では、高い確率で交通機関が乱れます。当日の天気を確認して、出発時間を早める必要があるかどうかの検討も忘れずに。

■面接のシミュレーションをしておくと安心

持ち物や行き方の確認に加えて、当日役に立つのが「面接のシミュレーション」です。「志望動機」や「幼児教育に対する考え方」など、予想される質問に対する回答を用意しておきましょう。

また、回答が頭の中で整理できていても、いざ面接官を前にすると頭が真っ白になってしまってパニック・・・なんてこともよくあります。

そんなときのために、予想される質問と回答をメモ帳やノートに書き出したり、書き出した内容を声に出して読んでみたりしておくと、落ち着いて面接に臨むことができるでしょう。

6-2.面接当日の流れと注意点


■当日の遅刻は悪印象。遅れる場合は速やかに連絡を

「当日の遅刻」に対する面接官の心象は決してよくありません。前日に調べた時間に出発し、余裕を持って到着できるように心がけましょう。

万が一、やむを得ない事情で遅れてしまう場合は、すみやかに担当者にお詫びの電話をして「現在の状況」「到着見込み時間」を伝えましょう。

■インターフォンを鳴らすのは5分前を目安に

面接会場に到着したら、入り口でインターフォンを鳴らし、面接で訪れた旨を伝えます。面接時間ギリギリに駆け込むのはもちろんNGですが、早すぎる会場入りも避けたいところ。

多忙な幼稚園では、面接担当者も直前まで業務にあたっていることがほとんどです。待たせたり、急かしたりすることがないよう、開始時刻の5分前を目安にインターフォンを鳴らすとよいでしょう。

■スマートフォンはマナーモードに

面接中はスマートフォンの電源を切っておくか、マナーモードにして、着信音や通知音が鳴らないようにしましょう。バイブレーションの音が鳴ってしまうことも、あまり良い印象を与えません。

6-3.面接時のマナー


■話し方や仕草、表情にも気をつけよう

面接中は相手の顔をしっかりと見て、元気よく話しましょう。聞き取りづらい声で話したり、うつむいていたり、ほとんど目を合わせなかったりすると、好感度が下がります。

ふだんは気にしていなくても、他人から見ると、気になる点が1つや2つは出てしまうもの。時間に余裕がある人は、模擬面接の練習などで第3者にフィードバックをもらうことも有効な対策です。

■入退室時のチェックポイント

面接会場への入室時には軽くノックをして、応答が聞こえたら「失礼します」と断ってから入りましょう。部屋に入室したら、軽いお辞儀をして「◯◯◯◯(氏名)です。本日はよろしくお願いいたします」と元気よくあいさつをしましょう。着席は面接官に「おかけください」と勧められてから。先に自分から座ってしまうのはNGです。

面接が終わったら、「本日はありがとうございました」とお礼をしてから席を立ち、ドアの前で「失礼します」とお辞儀をしてから静かに退室しましょう。

6-4.筆記試験・実技試験の有無

園によっては面接の前後に、作文などの筆記試験ピアノなどの実技試験をおこなう場合があります。

作文の試験では与えられたテーマに沿って、自身の考え方を書くケースがほとんど。正しい文章や丁寧な字はもちろん、きちんと構成を考えてから書くようにしましょう。

ピアノは事前に知らされた課題曲を弾く場合と自由曲を弾く場合にわかれるため、幼児向けの童謡などを中心に、何曲かレパートリーを用意しておくとよいでしょう。

6-5.よく聞かれる質問例と回答例

面接対策として、よく聞かれる質問と回答例をご紹介します。これらの例文をもとに「自分ならどのように答えるか」を考えてみましょう。

以下の例文は、実際の幼稚園教諭の応募・選考における志望動機の印象や面接の結果を保証するものではありません。あくまで参考としてお考えください。


質問例「志望動機」

幼稚園教諭の面接に限らず、どの職種でも必ず聞かれるのが「志望動機」です。「子どもが好き」など、どの園にも当てはまる答えではなく、事前にホームページなどを調べて、園ならではの特徴に触れましょう。

回答例

“御社の幼稚園のホームページを拝見した際に、広々とした園庭で元気いっぱいに遊ぶ子どもたちの笑顔が印象に残りました。私も幼稚園教諭として、子どもたちに自然の豊かさや外遊びの楽しさを伝えたいと思い、志望いたしました。”



質問例「幼稚園教諭を目指したきっかけ」

幼稚園教諭を目指したきっかけを聞くことにより、「求職者の人となり」や「保育/幼児教育に対する想い」が問われます。できるだけ具体的な体験を伝えることが大切です。
回答例

“わたしは人見知りな性格で、年少・年中クラスのときはあまり幼稚園が好きではなかったのですが、年長クラスの担任の先生が好きで、幼稚園自体も大好きになりました。
そのような体験から、小さな子どもと関わる幼稚園教諭の仕事に興味を持ち、自分も担任の先生のようなポジティブな影響を与えられる人になりたいと思い、この仕事を目指すようになりました。”



質問例「長所・短所は何ですか?」

この質問では「自分を客観的に見られるか」「短所をどのようにカバーしようとしているか」といったポイントが見られるため、ただの自慢話に終わったり、欠点を述べるだけになったりしないように気をつけましょう。

回答例

“私の長所は根気強いことです。ピアノの習い事は幼稚園の頃から10年間続け、市のコンクールで入賞するまで上達することができました。短所は「物事を深く考えすぎてしまうこと」です。慎重な性格のため、動く前にいろいろなリスクを想定してしまうため、考えながらも素早く行動に移せるように意識しています。”



質問例「転職/退職理由は何ですか?」

中途採用の人が必ずといっていいほど聞かれる質問です。「職場の人間関係が悪かった」「残業が多く、給料が少なかった」などの愚痴になってしまうと「大変なことがあったら辞めてしまうのでは」という印象を与えるため、前向きな理由を伝えましょう。

回答例

“前職では定員100名の大規模な園に勤めていました。子どもと個々に関わる時間を持つことが難しい状況の中、「もっと一人ひとりとじっくり向き合って保育をしていきたい」と考えるようになり、少人数制の園への転職を決意し、退職することにいたしました。”



質問例「何か質問はありますか?」

いわゆる「逆質問」に対する回答として「とくにありません」はNGです。途中までの受け答えがうまくいっていたとしても「第一志望ではないのかもしれない」と思われてしまう場合もあります。そのため、逆質問を通してその園に対する意欲や自己PRをすることが大事です。

回答例

“こちらの園に採用された場合、準備しておいたほうがいいことはありますか?”

“カウンセラーの資格を持っているのですが、園で活かすことはできるでしょうか。”

これらの質問・回答例は、あくまで代表的なものにすぎません。幼稚園教諭の面接では他にも「他の幼稚園も受けていますか?」「前の職場で学んだスキルは何ですか?」など、いろいろなことが聞かれるため、当日慌てることがないように準備しておきましょう。

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