
1.面接を無断欠席したらどうなる?
面接を連絡なしに欠席すると転職活動に悪影響が出ることがあります。求職者や企業の相談に応じるジョブメドレーのキャリアサポートに、その影響について話を聞きました。
話を聞いた人

ジョブメドレーキャリアサポート Oさん
医療・福祉・美容に特化した求人サイト「ジョブメドレー」で求職者からの相談を、電話やメール、LINEで回答。転職活動を進めるうえでの困りごとを解決する強い味方。
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企業の採用担当者から、「面接を予定していた人が来なかった」という相談がよく寄せられます。
体調不良や不測の事態で面接に行けないのは仕方ありません。しかし、無断で欠席するのは社会人としてのマナーに反します。
面接担当者は「うちで働いてくれるかもしれない」という期待を持ち、時間を割いて面接をおこないます。無断で休むと、相手に迷惑をかけるだけでなく、求職者にもデメリットがあります。
その一つが、再度同じ企業に応募しにくくなることです。別の機会に再度選考を希望しても、過去に無断欠席したことで企業からの信頼を失い、書類選考で落とされてしまう可能性があります。また、別の企業に応募したつもりが、無断欠席した企業のグループ会社であり、選考履歴が残っており転職活動が不利になるケースもあります。とくに、規模の大きい法人ではありえる話です。
さらに、お世話になった母校や前職にも影響が生じることがあります。履歴書や職務経歴書を提出している場合、応募先企業は出身校や以前の勤務先を把握しています。連絡せずに面接を欠席すると、採用担当者に「約束を守れない人が多い学校(職場)なのでは?」と、悪い印象を与えかねません。
2.それでも面接に行きたくない。どうすべき?

面接の日程が近づくと、緊張などから行くことに不安を覚えることもあると思います。そんなときは、再度応募先に関する情報を眺めてみるのがおすすめです。
面接は誰しも不安を感じるものです。その不安は、準備不足が原因かもしれません。求人や企業サイトを見直してみると、新たな情報や魅力の発見につながることもありますし、志望動機を話す際にも役立ちますよ。
情報収集の際は、公式サイトで企業理念や事業内容を確認し、共感した点や興味を持った内容を振り返ってみましょう。社員インタビューがあれば、職場の雰囲気や環境も把握できます。また、求人情報からは、募集職種の業務内容、給与などの待遇面、有休取得率などの働きやすさを再確認しましょう。

転職に成功する人の多くは、平均3.5件の求人に同時に応募しています。そのため、第一志望ではない応募先の面接がおっくうになる人もいるでしょう。そんなときは、本命企業を受けるための練習と捉えて受けるのもひとつの方法です。応募時点ではそこまで志望順位が高くなかった企業でも、選考が進むにつれて興味が湧いてくることがありますよ。
「百聞は一見にしかず」というように、まずは面接に行き実際の職場や職員の働きぶりを見て判断してはいかがでしょうか。
面接の事前準備については、以下の記事も参考にしてみてください。
>【面接マナー】直前でも間に合う! 受付前から退室後までの注意点をイラストでわかりやすく解説
>質問回答42例!医療介護福祉の面接対策~自己紹介から逆質問まで網羅~

