3. オープニングスタッフのデメリット
反対に、オープニングスタッフのデメリットとしては次のような点が挙げられます。メリットとデメリットは表裏一体ですので、自分はどちらに共感するのか比べてみてください。
環境が整っていない
職場の制度やルール、物理的な環境面の整備には時間がかかるため、オープン後もしばらくは制度が変わったりトラブルが発生したりしやすいです。そのため、柔軟な対応が求められることも多く、臨機応変な働き方が苦手な人にとっては、ストレスにつながる可能性もあるでしょう。
主体性が求められる
新しいスタッフが中心となる職場では、既存施設のように経験豊富なスタッフからのサポートを受けづらい可能性があります。そのため、新人であっても自ら考えて問題や課題を解決できるよう、一人ひとりが主体的に動くことが求められます。
4. オープニングスタッフの体験談
ここからは、医療・介護業界において実際にオープニングスタッフとして働いたことがある人の体験談を紹介します。
肯定派の意見

オープン前の研修もあり入居者さんも数人ずつでしたのでゆっくりと覚えられました。満床になるまでにしっかり教えてもらい覚えていけば大丈夫だと思います。(介護職/カイゴトークより引用)

私は新店舗立ち上げをおこなったことがありましたが、スタッフ全員で事業所のコンセプトを考えて実行したり、そのコンセプトに似た事業所へ研修に出かけたり、営業に回ったりと普段したことのない業務を沢山経験しましたが、毎日がとても充実した日々を過ごすことができました。やってみることで自身のスキルアップにもつながると思います。(施設長・管理職/カイゴトークより引用)

新規立ち上げ時から働いてます。訪看経験者がおらず、管理者も定着せず、レセプト作業なども残業しながら頑張っていました。民間の為、営業にもよく行きました。始めは訪問というよりは、ケアマネ、病院とのパイプ作り、営業をして件数を増やす、実績を作っていく必要があったのでなんだか会社員のようでした。笑
サービス残業当たり前だったり、看護師以外の業務が多かったです。ですが、徐々に整ってきて、今では軌道に乗ってますし、大変なこともありましたが色々いい思い出です。管理者のカラーで雰囲気や働きやすさがガラッと変わることを体感しましたね。新規からスタートしたので、人間関係なんかは派閥やお局さんなどもおらず気楽でしたよ^^(看護師/カンゴトークより引用)
慎重派の意見

新しいバタバタ感や業務改善をどんどんやるのが好きじゃない人は新しい所には行かないほうが良い気がします。新しいからこそ楽しい部分もありますけどね。(介護職/カイゴトークより引用)

人間関係は一からなので楽だと思います。ただ、前述のようにマニュアルがあいまいだったり、備品手配が不十分だったり…といった経験をしておりとても苦労したので、可能であれば開設5年以上の施設のほうが安心して働けるのではないでしょうか。(介護職/カイゴトークより引用)

