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AI株への熱狂は本物か?…2026年、投資家を待ち受ける「幻滅のタイミング」

AI株への熱狂は本物か?…2026年、投資家を待ち受ける「幻滅のタイミング」

2025年末の生成AIは「ピーク近辺~幻滅期の入口」

いまの生成AIブームは「過度な期待のピークの肩〜幻滅期の入口」に位置しています。ガートナーの見立てでも、2023年に生成AIは「過度な期待のピーク」に達し、2024年にはそのピークを通過した(ただし熱狂は継続)と整理されています。

2025年版では“生成AI関連の個別技術が段階ごとにばらけて配置”される流れが示され、全体としてはピークから下り坂へ移行している――というのが大枠です。

ただしレイヤーで温度差があります。インフラ層(半導体・電力・データセンター/モデル運用)は、巨額投資と実装課題(電力・遅延・TCO/ROI・安全性)の検証段階に入り、ピーク後の現実化が進行しています。アプリ/業務プロセス層は、まだ収益モデルや単価の定着前で期待が先行しやすく、ピーク近辺〜入口にある領域も多いです。

歴史的にも新技術は「期待→幻滅→啓蒙→普及」を辿りがちで、普及の前に調整が挟まるのが定番です。現状の市場でもリターンの多くが半導体など“土台”に集中し、サービス/業務インフラへの広範な波及はこれからという非対称が続いています。

したがってスタンスは「慎重な楽観」――好機は大きいが、一極集中(単一テーマへの過度な賭け)は避ける、というのが要諦でしょう。

政策が市場を動かす時代、「補助金頼み」に要注意

近年は、政策が市場そのものを形づくる時代になっています。米国CHIPS法は半導体製造支援と研究投資拡充を、EU Chips Actは域内での生産能力拡大を、日本でも大型補助金による半導体誘致を進めています。クリーン分野ではIRAがクリーン電力や省エネ投資を幅広く支援しています。

ただし、政策依存モデルは制度変更に脆弱です。チェックすべきは「政策終了後も民需で自走できるか」。補助金頼みの企業は、制度変更ひとつで成長ストーリーが崩れかねません。

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