アーユルヴェーダを暮らしに。「運」を「動」かすための運動。 写真と文:久保直子 (ウェルネス&ビューティジャーナリストほか) #3

アーユルヴェーダを暮らしに。「運」を「動」かすための運動。 写真と文:久保直子 (ウェルネス&ビューティジャーナリストほか) #3


これまでアーユルヴェーダに基づく日常のケアについてお話してきましたが、今回は、現代の視点から見た“運を動かす”ための運動についてお伝えしたいと思います。

私が日常的に運動を始めたきっかけは、「痩せたい」「スタイルをよくしたい」といった一般的な理由ではありません。主な動機は、「眠れないときに体を動かして疲れさせる」「体力をつけてメンタルを鍛える」ことでした。

不眠になると、体重増加や肌のターンオーバーの乱れ、記憶の整理不足、集中力の低下などを感じることがあります。こうした悪影響をできるだけ避けるために、運動して体を疲れさせる方法が自分に合っていると考えたのです。

よく「体と心は繋がっている」と言われますが、その言葉を日々痛感しています。そのため、「体と心のバランスを取るため」に運動を取り入れ始めました。

自分に合った運動を見つけることが大事。

では、どうやって自分に合う運動を見つけるのか? それは私にとって大きなテーマの一つでもありました。もともと運動は嫌いではなかったので、ジムに通ったり、ランニング仲間と走ったりしていましたし、美容ライターとして、ホットヨガや加圧トレーニング、ヨガなど流行りのものは、ひと通り経験しました。しかし、1年以上継続するのが難しいことが多かったのです。また、膝や関節を痛めたことがあり、続けることに消極的になっていました。体に負担をかけずに続けられる運動は何かと模索した結果、たどり着いたのが水泳です。

ジムに行った際にたまにプールで泳いでいたこともあり、ハードルが高くなかったことと、全身運動でありながら関節への負担が少ないことが大きな魅力でした。コロナ禍の時期には、ジムのマシンを使うことに抵抗があり、、「プールなら」と思ったことも、水泳に向かうきっかけとなりました。

また、社会全体の健康志向の高まりも後押しとなっていたように思います週3回を目安に続けているうちに、体が引き締まってきたことはもちろん、肌の調子が崩れにくくなったことに気づきました。泳ぐことはストレス解消の手段でもあり、マインドフルネスの時間でもあります。泳ぐことだけに集中し、「ゾーン」と呼ばれる深い集中の感覚を味わうこともあり、集中力をつけたいときにも行くようになりました。

こうして水泳は、単なる運動ではなく、体と心の健康を支える大切な習慣、私の「日常の一部」となったのです。

肌の状態、女性ホルモンのバランスにも影響が。

水泳を続けていると、肌を褒められることが増えました。ファンデーションを厚く塗らなくても整いやすくなり、下地だけでも自然な艶が出る日が多くなったように感じています。生理前後に敏感になりがちだった肌も、以前よりも安定し、メイクをする時間がさらに楽しくなりました。

「体が引き締まったね」と声をかけてもらえることも継続のモチベーションになっています。バストのアンダーサイズや、パンツのサイズも変わったことも大きな変化です。そして、女性ホルモンのバランスが揺らぎにくくなったことも実感しています。長年飲み続けている漢方の影響もあると思いますが、PMS(生理前症候群)が軽く感じられることも増え、気持ちの面でも落ち着いて過ごせる日が多くなりました。何かあれば「水に流そう」とプールに行き、ネガティブな感情をすべて洗い流すつもりで泳いでいます。

何より、泳いだ直後は血液の巡りがよくなり、体の内側からポカポカするのが気持ちよく、これを1度経験すると、なかなかやめられなくなります。

配信元: & Premium.jp

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