不安が押し寄せたら試して!心を落ち着ける3つの方法
パニック発作を一度でも経験すると、もうあんな怖い思いはしたくないのは当然です。「もし発作が起きたらどうしよう」という予期不安で、何もできなくなってしまうことも少なくありません。
でも、今回ご紹介した「ゆるめるワーク」を試してみて、不調に向き合おうという力が湧いてきたら、「発作が起きそうになったらすること」をリストアップしてみましょう。
ポイントは「不安から一時的に気を逸らすこと」です。恐怖や緊張が強くなってきたときは、スマホの画面に集中する、メールを打ち続ける、という人が多いようです。好きな匂いを嗅いだり、音楽を聴いたりして、意識をほかに向けるのもいいと思います。
また、「大丈夫、発作はすぐに収まる」「パニック発作で死ぬことはない」と自分に言い聞かせながら、やり過ごす人もいます。「お守りツボ」を押すのも、もちろんおすすめです。
ただし、呼吸法は、過呼吸を引き起こすことがあるため、控えてください。
ワーク1:「お守りツボ」を押す

左腕にある経渠と外関をグッと押す。
ワーク2:アロマオイルを嗅ぐ

好きな香りのアロマオイルをハンカチなどに垂らして匂いを嗅ぎます。ロールオン(ボトルにロールがついていてオイルを直接肌に塗布できるもの)なら携帯に便利です。
ワーク3:ガムを嚙む

ガムを嚙むのもおすすめです。リフレッシュするだけでなく、咀嚼によって副交感神経の働きが高まって、自律神経が安定するといわれているからです。飴をなめたり、冷たい水を飲んだりするのもいいでしょう。
今日できることから。“お守りケア”で心をほどく習慣を
不安や緊張を感じたとき、自分なりの「お守りセルフケア」があれば、“今ここにいる自分”を取り戻せるようになります。
4回にわたりお伝えしてきたように、焦らず、がんばりすぎず、自分をいたわる小さな習慣こそが、心を安定させる一番の近道。
呼吸で心をゆるめ、ツボで体を整える——。影森さんが伝える4回のセルフケアは、どれも「がんばる」ではなく「やさしくゆるめる」ための習慣でした。
不安をなくすのではなく、安心できる方法を持つこと。それが、50代からの心と体を軽くする一番の知恵です。
※この記事は、書籍「影森式パニック障害改善メソッド セルフワークBOOK 誘導ボイスつき」を再編集しています。
イラスト/林ユミ

