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共働きペアローンで最大年70万円還付!お値打ちマイホーム術

住宅ローンの組み方にはいくつかの方法がありますが、夫婦が共働きの場合、どちらか一方が借りる方法だけでなく、夫婦それぞれが別々に契約する「ペアローン」という選択肢もあります。条件にもよりますが、ペアローンを上手に活用すると、年間で最大63万円の還付を受けられるケースもあります。

そこで本記事では、ペアローンの仕組みや主なメリット、どういった夫婦に向いているのかをチェックリスト付きで整理します。

ペアローンとは何か

ペアローン 【画像出典元】「StockImageFactory.com/Shutterstock.com」

はじめに、ペアローンとはどのような住宅ローンなのか、単独ローンや収入合算と何が違うのかを整理しておきましょう。

ペアローンの仕組み

ペアローンとは、夫婦2人それぞれが自分名義で組む住宅ローンのことです。1つの家を購入する際に、ローン契約が2本存在する形になるため、借入額も返済計画も2人の名義ごとにそれぞれ作ることになります。

ペアローンを活用すると、例えば夫が2000万円、妻が1500万円というように、収入や家計の分担に応じて借入額を調整することができます。共働きで収入がある程度安定している夫婦にとっては、収入バランスに合わせて借入を分けることができるため、柔軟に資金計画を立てられる点が特徴です。

また、ペアローンは名義も完全に分かれているため、団体信用生命保険(団信)も夫婦それぞれで加入することになります。万一の場合の保障が2本に分散される形になるため、家計全体としてリスク管理のしやすさに繋がります。

ただし、ローンが2本になるため、契約・審査・諸費用などは2人分用意しなければなりません。また、返済額が2人で別々に設定されるため、ライフステージによって収入が変動しやすい可能性がある場合は、将来の働き方を踏まえた上で、無理のない返済計画を立てておかなければなりません。

単独ローンや収入合算との違い

単独ローンとは、夫婦のうちどちらか一人だけがローン契約をする方法のことです。夫婦の一方が専業主婦(夫)である場合や、どちらか一方がパートである場合などに選択されるのが、この単独ローンです。単独ローンは名義も1つでシンプルですが、「借入額の上限」「控除の枠」「団信の保障」のすべてが1人分に限定されるため、共働きで収入がある場合は、やや制約が大きい方法といえます。

これに対し、収入合算とは、2人の収入を合算して審査を受ける方法のことです。借入可能額の上限は単独ローンより増やしやすい一方で、ローン契約者は代表者1名になるケースが多いため、住宅ローン控除を受けられるのはその代表者だけです。また、団信は代表者のみが加入し、もう一方は保証人に回るため、保障の面では限定的になります。

ペアローンの主なメリット 

メリット  【画像出典元】「stock.adobe.com/yumeyume」

次に、ペアローンならではの代表的なメリットを3つ紹介します。

借入可能額の増加が望める

ペアローンは、夫婦それぞれの収入をもとに個別に審査が行われるため、一般的には単独ローンより総借入額を確保しやすいと言われています。単独ローンでは1人の収入だけで審査されるのに対し、ペアローンなら夫婦それぞれが独立した契約者になるため、貸す側のリスクが分散しやすいからです。

また、収入合算の場合は配偶者の収入を全額ではなく一部しか合算できない金融機関が多いため、思うように借入額が伸びないようです。

こうした理由から、ペアローンにした方が、借入可能額の増加が望みやすくなります。

住宅ローン控除をフルに利用できる

住宅ローン控除には、年末のローン残高に対して「控除の対象となる上限額」が設けられています。上限額は住宅の種類によって下図のように細かく決められていますが、たとえば5000万円に定められている場合、それを超える残高については控除の対象外になってしまいます。

住宅を新築等した場合の借入限度額、控除期間等

引用元:国税庁ホームページ「No.1211-1 住宅の新築等をし、令和4年以降に居住の用に供した場合(住宅借入金等特別控除)

ですが、ペアローンを選べば、夫婦それぞれが契約者としてローンを組むため、控除の対象となる残高は2人分の枠に分かれ、借入額の全体を控除対象にすることができます。したがって、1人あたり最大で35万円(借入限度額5000万円×控除率0.7%)、2人で合計70万円の控除を最長で13年間フル活用することが可能です。

ただし、控除を受けるためには、住宅性能の基準を満たすことや、所得の上限(合計所得2000万円以下)をクリアしていることなどが必要です。

借入可能額が広がり、団信も2人分になる

ペアローンでは、夫婦それぞれが自分のローンに対して団体信用生命保険(団信)へ加入します。単独ローンでは1人分の保障しかありませんが、ペアローンは 「夫のローンは夫の団信」「妻のローンは妻の団信」 という形になるため、保障を二重に確保することが可能です。

たとえば、夫婦共働きで返済を2人で分担している家庭では、(死亡などにより)一方の収入が欠けると返済が維持できなくなることがあります。ペアローンなら夫婦それぞれに団信が適用されるため、どちらに万一が起きても片方のローンが完済されます。

したがって、家計を2人で支えている家庭ほど、返済負担の急増を防げる点でメリットが大きくなります。

配信元: mymo

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