いつまでも輝く女性に ranune
女性記者が「夜な夜な活動する謎の集団がいる場所」で車中泊した結果…「午前2時にノックをしてきた人物」の正体に驚愕

女性記者が「夜な夜な活動する謎の集団がいる場所」で車中泊した結果…「午前2時にノックをしてきた人物」の正体に驚愕

◆こんなに深夜になぜ?

いかにも困った人を装っているけれど……。いやいや、地元の人が道の駅で車中泊なんて、しないでしょ。しかも、その宿って、車で2分の距離。スマホがあれば一発で行けるはずだ。

怪しい。でも、怖いから強く言えない。私は丁寧に道順を説明し、彼らは軽く会釈して立ち去っていった。ふう……と息をついたそのとき、ふとシエンタを見ると──後部座席にも三〜四人が乗っていて、何かを食べている様子が見えた。合計で五人以上。何の目的で、こんな深夜に……?

それを見た瞬間、私は即座にエンジンをかけ、車を発進させた。帰り道、冷や汗が背中をつたう。帰宅しても胸のざわつきは収まらなかった。あの夜の光景が頭から離れない。

数日後、私はSNSや匿名掲示板で「車中泊」「露出」「痴漢」といったワードを組み合わせて検索し、片っ端からメッセージを送った。ほとんどは無視されたが、一人だけ「こたつ会らしき集団を知っている」という人物から返事が来た。

◆胡散臭い空気が漂う喫茶店に現れたのは…

その人は大阪で“とある性的趣向”に特化したコンテンツをつくる仕事〟をしているという。DMの最後にこう釘を刺された。

「話はするけど、具体的な説明は避けてや」

待ち合わせは地下鉄・日本橋駅近くの喫茶店。まわりのテーブルでは、投資話やマルチ商法の勧誘めいた会話が飛び交っていて、どこか胡散臭い空気が漂っていた。

待ち合わせ時間ぴったりに現れた男は、肩まで伸びた長髪に黒光りした肌、ギラついた目をしていた。クリエイター風というより、裏稼業に近い匂いをまとっている。

「こたつ会やと思うけど、そいつらはアダルトビデオのメーカーやってん。ぼくらの世界では別の名前で活動しとったよ。知ってる人は知ってるチームで、露出系の作品を作って、一時は手広くやってた連中や。まぁ、有名っちゃ有名やわ」

こたつ会は、とある植物の名前を付けた会社で、露出モノを専門に扱うアダルト作品のメーカーだったという。数年ほど前に廃業したらしく、現在はメーカーの販売サイトも閉鎖されている。

そう言いながら彼はスマホを取り出し、中古DVDを扱う販売サイトを見せてきた。そこには、公共の場所で露出するDVDのカバーがずらりと並んでいる。どれもこれも、今の時代ではすぐ逮捕されそうな過激な内容ばかりだ。


配信元: 日刊SPA!

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