◆日中衝突で中国系の不良たちが窮地に!

観光業だけではなく、在日中国人が展開してきた“闇ビジネス”も大幅なあおりを受けている。
中国残留孤児3世で、「チャイニーズドラゴン」の関係者A氏は、長年、在日中国人向けに違法な白タク事業を展開してきた。
「盗難車? そんなパッキー(パキスタン人)みたいなことしねえよ。バリバリの新車。一応全部合法だよ。そんなことより商売が……」
◆「信用スコア」への影響を警戒して渡日を自粛

運転手は料金設定を自由に決められるシステムで、成田空港から六本木のホテルまで通常3万円のところを2万円や1万5000円に値引きしたり、逆に「一週間貸し切りで30万円」などと営業することで、レンタル料や経費を差し引いても大きく稼ぐことができていた。
A氏らの組織にも、毎日60万円以上が安定的に入っていたという。
しかし「台湾有事」発言後、状況は急変する。人民の行動履歴を管理する「信用スコア」の存在もあり、中国人の間に「こんな時期に日本観光して政府にマークされるのは危険」という同調圧力が広がった。
特に痛手だったのは、中国共産党の地方幹部クラスの客の激減だ。彼らは日本で大金を使い、領収書を受け取ることで経費として処理していたが、こうした「優良客」が一気に減少。
「売り上げは高市発言前の3分の2まで落ちた。彼らが来なくなったら終わりだ」(A氏)

