いつまでも輝く女性に ranune
中国人訪日客の激減で白タクや闇民泊が危機。当事者が明かす危機と混乱「このままだと、すべて手放すしかない」

中国人訪日客の激減で白タクや闇民泊が危機。当事者が明かす危機と混乱「このままだと、すべて手放すしかない」

◆富裕層向け「裏ツアー」も売り上げが激減

中華系闇ビジネスが大打撃
「東京のバス会社譲ります」。どれも「緑ナンバー取得済み」とある。売却額は460万元(約1億円)というものも
 白タク運転手の一人、B氏(40代・ハルビン出身・永住権あり)は窮状を語る。

「私は口下手でうまく営業できない。だから飛行場からホテルまで運んだら終わりが多い。そうすると2万円のレンタル料、ガソリン代とか払ったら赤字になることも多い」

 客の紹介も減り、白タクの仕事がない時はウーバーイーツやアマゾンの配送で食いつないでいる。

 また、中国のSNSでは在日中国系のハイヤーや観光バス会社による「会社売ります」という広告が増えている。昨今の情勢と関係しているのだろう。

 より深刻なダメージを受けているのが、ラウンジ、売春、カジノ、民泊、薬物を組み合わせた「裏ツアー」事業だ。

 前述のとおり中国国内では訪日が制限され、党幹部への詳細な事前報告が求められるようになった。その結果、これらの売り上げも白タク同様、高市政権発足前の3分の2にまで落ち込んでいるという。

◆乱行パーティーまでシームレスに“ご案内”

 そもそもこの裏ツアーとは、どのような仕組みだったのか。関係者のC氏(40代・延辺出身)は語る。

「場所は届け出なしで運営する高級マンションの一室を改装したラウンジ。ホステスは日本人か欧米系外国人のみで、基本料金は座るだけで30万円。シャンパンや指名料を加えれば、一晩で100万円は当たり前だった」

 気に入った女性がいればマンションの別室で売春も可能で、素人で10万〜20万円、AV女優なら30万〜100万円。さらにカネを積めば、乱交パーティや薬物も提供されていたという。

 数年前には、中国東北部のある省の党幹部が来日した際、13人の女性と覚醒剤、コカイン、MDMA、ケタミンを用意し、夕方5時から翌日深夜まで遊ばせて700万円を現金で受け取るという“景気のいい時期”もあったとか。

配信元: 日刊SPA!

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