もうすぐクリスマス♪ バラ栽培のコツや自作の庭、花に囲まれた暮らしを発信して人気のバラ愛好家・奥野多佳子さんが、手作りの「クリスマスリース(センターピース)」を、作り方とともにご紹介します。100均も活用しながらおしゃれに!
クリスマスの「センターピース」はいかが?
今年ももうあと少し!一年は早いですね~。12月の声を聞くとなんだかせわしくなりますが、一年で一番楽しいイベント、クリスマスがやってきます。
12月1日にクリスマスツリーを飾るのが我が家の恒例ですが、毎年いろんなオーナメントやリースを作って楽しんでいます。クリスマスって子どもだけじゃなく、大人も魔法をかけられたようにウキウキしてしまいますね。

今年はクリスマスのセンターピースを作ってみました。センターピースってテーブルの中央に置く飾りですが、たった一つあるだけでもクリスマスムードが盛り上がります。

今回は4種類の木を使いました。
1.サツマ杉(ヒムロ杉)
杉なのにふんわりした葉っぱで柔らかな雰囲気。動きが出ます。
2.ユーカリ
独特の丸い葉っぱで形の変化が出ます。今回はシルバー葉を選びました。
3.ブルーアイス
コニファーの一種でシルバーリーフが美しく、細い葉で透け感が出ます。
4.モミ
細い葉が密になって独特の雰囲気!クリスマスといえばモミの木ですね。
4種類それぞれの緑の色合いや質感が違うので、混ざり合っていい雰囲気を作ります。
細長い器を使ったシックなセンターピース

1:まずベースを作ります

【用意するもの】
- 白いストーンの器(縦7cm、横46cm、高さ6cm)
- オアシス
- ユーカリ2~3本、ブルーアイス、モミの枝

【作り方】
1.オアシスを白い器に入るような大きさに切って、水に浸けて十分吸わせておきます。
2.モミは10cmほどの長さに切って、挿しやすいように根元1cmほど葉を取っておきます。

3.モミの枝をオアシスに挿していきます。
(1)モミを中央から外へ向けて挿していきます。
(2)器の外側を一周挿します。
(3)トップにもモミを挿し、間にブルーアイスを挿します。中央を高めに、サイドは横向きに。
(4)ユーカリを12cmほどに切って、並ばないように互い違いに挿します。

ベースの完成です。センターピースなので、360度どこから見てもいい雰囲気に作ります。モミに茶色い実が付いていてかわいかったので、それをトップに挿しました。
2:オーナメントで飾ります

【用意するもの】
- シンフォリカルポス(赤いドライの花)
- バゼリア(黄緑の実)
- ナンキンハゼ(白い実)
- サンキライ(赤い実)
- あれば雰囲気が出るもの(ぶどうの蔓、ハス)
- 金色のペンキのスプレー缶
- シルバーの細いロウソク(高さ20cm、直径7mmほど)3本
- 爪楊枝3本
今回、濃いピンクのシンフォリカルポスのドライを見つけたので、この色合いを中心に飾りを考えました。
【下準備】

(1)サンキライ、ぶどうの蔓、ハスなどは金色のスプレーで着色します。
ぶどうの蔓も、ちょうど巨峰を剪定していたときに見つけ……いい感じ!と金色に染めてみました。この蔓が、クルクルクルンと動きを感じさせて、いい仕事してくれました。お庭や公園などで蔓などを見つけたら試してみてくださいね。
金色に着色するときは、発砲スチロールに挿して缶スプレーで吹き付けました。簡単なので調子よくシューとスプレーしていましたが、新聞紙を敷かないと、金色の芝生になってしまいます(大汗)。薄くかける方がきれいに仕上がります。

(2)シルバーの細いロウソク3本は、倒れると危ないので爪楊枝を挿した方がしっかりオアシスに挿せます。ロウソクの底を火であぶり、少し溶けたら爪楊枝を挿し、冷えるまでそのままにします。

【作り方】
1.最初にロウソク3本の位置を決めて挿します。
2.シンフォリカルポスとナンキンハゼは3か所に分けて少し高めに挿します。
3.バゼリアは、2の間に挿していきます。
4.金色のハスは中央に高低差をつけて、サンキライは低くモミに潜り込ませるように、最後にぶどうの蔓を4~5か所に高めに挿します。

完成です!
クリスマスっぽい色合いを使わないで、ちょっと大人っぽく、シンフォリカルポスの濃いピンクをポイントにして、あとはグリーンのグラデーションの美しさと金色でまとめました。シンプルにロウソクだけでクリスマスの雰囲気を!!

