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断熱材スタイロフォームの特徴|性能や断熱効果を高める方法も解説

スタイロフォームのデメリットと施工の際の注意点

メリットが多いスタイロフォームですが、デメリットも理解したうえで選ぶことが大切です。ここでは、スタイロフォームのデメリットと施工上の注意点や対策を解説します。

 

紫外線により劣化しやすい

耐久性の高いスタイロフォームですが、紫外線による劣化には注意が必要です。

紫外線にさらされると、熱によって反りが生じたり、表面に黄変などが出たりしやすくなります。厚みの減少や接着不良により、断熱材としての効果が低下する恐れもあります。

保管時はもちろん施工時も日に当たらないよう、養生を徹底し、速やかに作業を進めましょう。

 

軽いため風にあおられやすい

軽さが魅力のスタイロフォームですが、板状で風にあおられやすいため注意が必要です。

強風の日はできるだけ作業を控えましょう。また、一時的に屋外に保管する場合はシートをかけて重石を添えると、紫外線とともに飛散も防げます。

 

衝撃に弱い

スタイロフォームは施工に耐える強度がありますが、局部的に衝撃や荷重が加わると割れやすいという弱点があります。

保管時や施工中は、上に乗らないよう注意が必要です。特に、床など下地がない箇所に施工する場合は誤って踏み割らないようにしましょう。

土間用に工場で防湿フィルムを一体成型した、衝撃に強く割れ欠けしにくい商品もあります。

 

スタイロフォームの断熱効果を高める方法

断熱材はそれぞれの特徴を押さえ、使い方や施工の工夫によって弱点を解消したり効果を上げたりすることが可能です。

ここでは、スタイロフォームの断熱効果を高める方法を2つご紹介します。

 

遮熱シートとの併用がおすすめ

スタイロフォームは遮熱シートと併用することで弱点を克服し、断熱効果を高めることが可能です。遮熱シートとは、アルミ箔をシート状に加工した遮熱材のことで、強い日差しによる輻射熱(ふくしゃねつ)を抑える効果があります。

断熱材は伝導熱(物体を通して移動する熱)や対流熱(水や空気を通して移動する熱)をブロックしますが、輻射熱は抑えられません。輻射熱には体感温度を上げる作用があるため、夏の暑さ対策には遮熱シートとの併用が効果的です。

 

施工実績が豊富な業者を選ぶ

新築やリフォームの際はスタイロフォームを熟知し、施工実績が豊富な建設会社を選びましょう。

前述の通り、断熱材の種類や厚みの選び方は地域や施工箇所によって異なります。そのため、スタイロフォームの断熱性能を最大化・持続化するには、スペックや効果的な施工方法についての知識や経験が必要です。

ホームページで実績を確認するのはもちろん、気になる点はメールや電話で質問して信頼のおける業者を見極めましょう。

 

配信元: リブタイムズ

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