◆30秒の価値が最大になるタイミング
さらに、最高に効率がいいと言える理由。それは、年越しは電話がとにかく短く済むということです。普段は、お客様に電話をかけたら切りづらくなってしまい、30分、1時間と続いてしまうこともあります。
でも、年越しだけは例外です。
「新年一番にあいさつしたくて」
とだけ伝えて、小声で「(帰省中で)隣で母が寝ているから、切るね」と言えば、引き留めてくるお客様はいらっしゃいません。30秒もあれば電話を切れるのです。
普段、お客様50人に電話をしようと思ったら、話す内容も時間帯も個別に考えなくてはならず、数日かかります。
それが、年越しだけは1人あたり30秒。50人に電話をしても計30分で完了です。
普段の営業電話を30秒で切ろうとしたら「雑だな」と思われてしまいますが、この日だけは同じ30秒がこの上なく価値あるものに変わります。
◆着信履歴を残すだけで十分
また、年越しはご家族や仲間と過ごす方も多く、電話に出られないお客様も少なくありませんが、それでも効果は変わりません。着信履歴を残し、「おめでとうを直接言いたかっただけ」とLINEを入れておくだけで十分です。
年越しにわざわざ電話をしてきてくれた、という事実だけで、お客様はとても特別に感じてくださるからです。

