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毎月35万円も渡していたのに!?…手取り月71万円の42歳エリートサラリーマン、娘の教育費ピークを前に妻から告げられた「まさかの一言」【CFPが警告】

毎月35万円も渡していたのに!?…手取り月71万円の42歳エリートサラリーマン、娘の教育費ピークを前に妻から告げられた「まさかの一言」【CFPが警告】

「高収入なのにお金が貯まらない家庭」の共通点

こうした家庭は、決してレアケースではありません。高収入なのにお金がたまらない家庭には、次のような共有点があります。

■支出の多さに自覚がない

払えてしまうがゆえに無自覚な消費も多く、また、キャッシュレス決済が主体のため、「いつなにに使ったか」の感覚が薄れがちです。

週末の外食や疲れた日のテイクアウトなど、ひとつひとつは小さくても、月単位で見れば数万円規模に膨れ上がります。日常のちょっとした支出こそ家計に影響を与えるのです。

■じわじわ増える固定費が積み重なる

教育費や通信費、サブスク料金の支払いなどは、一度契約すると見直す機会が少なく、気づかないうちに少しずつ合計額が増えていきます。そして、必要な支出であると思い込み、なかなか減らせないのが特徴です。

■夫婦でお金の話をしない

「妻が計画的に貯金していると思っていた」

「夫が管理していると思っていた」

「お金の話は揉めると思い、聞かないようにしていた」

「聞かれないから問題にないと思っていた」

こうしたすれ違いはよく起こります。

夫婦でお金の話をしない状態は「相手に任せている」のではなく、実際には「放置している」だけです。家計の実態がブラックボックス化し、気づいた時には手遅れになっていることも少なくありません。

いますぐはじめたい「お金の貯まる習慣」

■現状を“見える化”する

現状を知らないまま節約しようとしても、根本的な解決にはなりません。まずは、収入・支出・貯金の“現在地”を明らかにしましょう。

銀行口座やクレジットカードの明細、保険、毎月の支出額など、夫婦で一緒に可視化してみることが最初の一歩になります。

■固定費を見直す

年収の高い家庭ほど、意識しないうちに固定費が膨らみがちです。

塾代、通信費、サブスク料金、保険、ジムやい美容院の料金など、洗い出して本当に必要なものだけに絞る、より安いサービスに切り替えるなどの見直しを行いましょう。これだけで月に数万円改善できるケースは少なくありません。

3. 家計管理を夫婦共同にする

どちらか一方が家計を抱え込む仕組みは、長期的に見ると破綻しやすいといえます。家計を見える化した後は、夫婦で確認していく仕組みを作りましょう。

月1回の「家計ミーティング」や、毎月の支出が見えるアプリの活用など、これらを2人で行うことで「いつの間にかお金がない」を防げます。

教育費についても、ロードマップ化して数字で確認することで、漠然とした不安が「必要な計画」に変わります。

■使えるお金にルールを設定する

年収が高い家庭は、「なににいくら使っていいか」が曖昧になりがちです。項目ごとに予算設定しておくことは、単に我慢して節約するよりも効果的で、日々の判断もしやすくなります。

家族全員が共有できるルールにすることで、家計の安定にもつながります。

夫婦でお金の話をしてみよう

高収入であっても貯金ができない理由は、「浪費しているから」というよりも「家計の仕組みが不透明である」ことに原因がある場合が多いものです。

夫婦でお金の話をして現状を共有すること、そこおから見える化と仕組みづくりを進めていくこと。これにより、家計を立て直すことは可能です。まずは、目の前のお金の流れを夫婦で一緒に見つめ直すことからはじめましょう。

石川 亜希子

CFP

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