“人並み”を避け、いかに興奮する日々を送るかが生きがいだった
その代わりにやり始めたのが動物愛護活動。いいですよ、動物愛護活動は。いいことしてるなと自己肯定につながりますしね、活動の仲間でギャンブルの話をする人はいません。なんとも温かい、ぬるい話で全く興奮はできませんが、自分を変えたければ環境を変えるのが一番ですから。私にとって動物愛護団体は自助グループみたいなものですね。
お金に関しても同じことです。『日経ウーマン』の世界に入り、ファイナンシャルプランナーの先生の話を聞き、どっぷりと身を置いてみる、ということが知らない世界を知る近道だと思うわけです。この連載がなければ、お互いに興味のない職業だったと思いますし、共通言語を探すほうが難しいと思います。
人並みであることを避け、いかに興奮する日々を送ることができるのか、それはそれは大切に宝物のように「私って一般的じゃないから。そもそも一般的って何なんですか? そんなつまらない世界に引っ張りこまないでくれ!」と叫びながら生きてきたのですから。
しかし、そうも言っていられなくなりました。お金が足りなくなってきたのです(残念)。
税理士さんの一喝で目が覚めた
20年間お付き合いしている税理士さんから言われました。
「青木さん、ものすごく売れていた時と今、収入が違うんですよ」
「先生、さすがにそれは知ってます! 大丈夫、充実してます」
「そういう話をしていません。収入が違うことはいいんです。一定ではないお仕事ですから。問題は」
「はい」
「収入があった時と今、同じくらいお金を使っているということです」
「え! それはまずいでしょう」
「はい、何年も言ってます」
「聞いてませんでした」
「今は聞いてますか?」
「聞こえています……」
近年の年収約800万円。爆発的に稼げればいいが、50歳でそこだけピンポイントで狙っていくのも綱渡り。
「今の収入で貯蓄をしていくこともできますよ」というのが出ました。数々のベストセラーを出版し、“お金のことならこの人に聞け”。ファイナンシャルプランナーの坂本綾子先生。
お金に明るいアラフィフ鈴木マネジャーは、私が貯蓄額や支出など、何も把握していないことに驚きを通り越して「すごいですね! 青木さん! すごいですよ!」と、褒めてくれる始末。
いったいここからどうなるのか。お金を貯めると何かいいことあるのかな。今日のところは、まな板の上の鯉。ほとんど理解せぬまま毎日の支出を書き出すことからスタートします。
お金界隈に明るくない皆さん、今一度支出を見直しお金を貯めてみませんか? (お前が言うな)
青木 さやか
タレント/俳優/エッセイスト
坂本 綾子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士/日本FP協会認定CFP®
