「50歳から新しいことを始めるなんて、もう遅い」と思い込んでいませんか?本記事ではインフルエンサー・はっちゃんが、50代で昔の夢を叶えて得た、「人生を好転させるための気付き」と、がんばりたい50代の足を引っ張る「思考の罠」について語ります。
※本記事は『50代から人生でやりたかったこと「全回収」名著30冊から学んで実践した、今日からできるライフハック』(KADOKAWA刊)より一部抜粋して構成しています。
はっちゃんのプロフィール

1967年生まれ。東京在住。親との確執、娘の難病、夫との別居・死別、争続など波瀾万丈な人生を送る。シングルマザーとなった50代からやりたかったことを全部回収しようと決意し、大学へ進学。会社員の傍らXやVoicyで発信者となる。
2024年に会社を早期退職し、フリーランスに。自由に仕事を選び、行きたいところへ行き、機嫌良く生きる毎日を手にいれる。犬、飲み会、読書、文章を書くのが好き。X:@55_hatchan Voicy:「はっちゃんねる~50代以降を楽しく生きるコツ」
前回の記事では、50代こそ昔の夢や目標、好きなことを叶えるべき理由 について紹介しました。今回は、はっちゃんが自分のやりたかったことを「全回収」するまでのいきさつと、「これがしたい」という想いや行動の邪魔をする「思考の罠」について語ります。
50歳・諦めた夢を取り戻した「始まりの日」
2018年4月1日午前、桜舞うキャンパス。私は喜びと誇らしい気持ちで、一人娘の大学入学式を見守っていました。厳かに響くパイプオルガンの音色が、娘の新たな門出を祝福しているかのようでした。
そして、同日の午後。私は都心へ移動し、今度は自分自身の入学式に臨んでいました。そう、娘の大学入学と時を同じくして、50歳にして、早稲田大学人間科学部eスクール(通信教育課程)への入学を果たしたのです。
午前中の厳かな雰囲気とは打って変わり、応援団がエネルギッシュに場を盛り上げる体育会系の入学式。見ず知らずの隣の人と肩を組み、応援歌「紺碧の空」を大声で歌ったときの高揚感は、今でも忘れられません。
「ああ、私、本当に大学生になったんだ」と、胸が熱くなりました。
私の 「人生全回収」はここから始まったのです。

