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50歳・はっちゃんが諦めた夢を取り戻した「始まりの日」!大人がハマりやすい“思考の罠”とは

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なぜ、50歳で大学へ入学したのか

なぜ、50歳で大学へ入学したのか
viola / PIXTA

きっかけは、高校3年生だった娘の進路選択でした。娘の志望校の見学に付き添う中で、「そういえば、大学に行きたいと思っていた時期があったな」と、心の奥底にしまい込んでいた記憶が沸々と蘇ってきたのです――。

私は高校3年生の頃、四年制大学を目指していました。しかし、結果は全大学不合格。不本意ながら短期大学へ進学しました。

あきらめきれずに2年後の短大卒業時には、3年次編入試験に挑戦。志は高く持っていたものの、恋愛にバイトに明け暮れた学生生活は明らかに勉強不足で、またもや失敗。急遽就職に切り替え、その後の人生を送りました。

大学進学は、まさに叶えられなかった人生の宿題。その想いは、結婚・子育てに追われるうちに、記憶の彼方へ消え去っていたのです。

18~20歳の頃の私は、単に「まだ働きたくないから」という理由で大学を希望していたのが正直なところです。しかし、50歳を目前にして「なぜ大学へ行きたいのか?」と改めて自分に問いかけると、「心理学が学びたい」という明確な答えが返ってきました。

心理学への興味(好き)、そして大学生になりたかったという昔の想いから、心理学で著名な先生が揃った早稲田大学を思い切って受験。無事に合格することができました。

「人生の宿題」は若くなくても回収できる

「人生の宿題」は若くなくても回収できる
Ushico / PIXTA

短大卒だったため、2年次相当に編入する形での入学。最短で卒業できるのは3年。どうせなら最短で卒業しようと、3年での卒業を目標に掲げます。そこから会社員と大学生の二足のわらじ生活を送ることになりました。

会社員と大学生の両立は、生半可な覚悟では到底乗り越えられないほど苦しいものでした。卒論に至ってはテーマも内容も担当教授からなかなかゴーサインがもらえず、3回書き直しをさせられました。何度も挫折しそうになり、一時は「中退」も考えましたが、必死で耐えました。

卒論を無事提出し、教授からOKをもらい、卒業が確定した時の嬉しさと言ったらこれ以上のものはなかったです。

そして、何とか目標だった3年での卒業も達成でき、当初の自分との約束もきちんと果たすことができました。

この経験は、「人生の宿題」は若くなくても回収することができるのだという自信と確信に繋がりました。そして、さらなるチャレンジの原動力になっていったのです。

配信元: HALMEK up

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