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師走の幕張に熱狂が集う──東京コミコン2025レポート 〜映画から広がるポップカルチャーの“祝祭空間”へ

師走の幕張に熱狂が集う──東京コミコン2025レポート 〜映画から広がるポップカルチャーの“祝祭空間”へ

今年の主役たち──豪華ゲストラインナップ

2025年の東京コミコン最大の話題は、なんといっても過去最大級の豪華ゲスト陣の来日だ。映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ役でも知られるジョニー・デップが、8年ぶりの来日を果たすということで開催前から大きな話題に。

コミコンというイベントにジョニー・デップが参加するのも世界初。世界中からジョニーに会いに来たインターナショナルなファンたちの存在も会場を大いに盛り上げた。撮影会やサイン会では大幅遅延などのトラブルもあったが、長年の支持に感謝するジョニーの姿は印象的だった。会場内のステージにジョニーが現れた瞬間は、沸くというより、「本当にジョニー・デップ……?」とその夢みたいな瞬間を多くの観客が固唾を飲んで見守った、という方が正しい。

来日したセレブの数は今回史上最多。『アベンジャーズ』シリーズからセバスチャン・スタン、『ウォーキング・デッド』や『デアデビル』で知られるジョン・バーンサル。

『ウェンズデー』からクリスティーナ・リッチ、『ハリー・ポッター』シリーズからはイヴァナ・リンチといった洋画ファンにはたまらない顔ぶれが登壇。これらのスターたちがファンとの対話や写真撮影、サインセッションを行う瞬間は、映画のファンイベントとしての興奮が溢れる場となった。

レジェンド級のゲストも豊富で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でお馴染みのクリストファー・ロイドや『ザ・ボーイズ』『ロード・オブ・ザ・リング』『処刑人』の人気俳優の来日など、ここでは紹介し切れない、映画&ドラマ好きなら確実に心躍るメンバーが勢揃いした。

毎年のように東京コミコンに登場してくれる『スター・ウォーズ』シリーズのダニエル・ローガン、『スター・ウォーズ』『ドクター・ストレンジ』『ハンニバル』のマッツ・ミケルセンはもう常連。いつもながらの東京愛溢れるコメントからも、東京コミコンとの絆を感じずにはいられない。

会場の雰囲気──コスプレ、熱気、共有体験

実際に会場を歩くと、コスプレイヤーの存在感が圧巻だ。スターウォーズやマーベル、オリジナルキャラクターまでさまざまなコスチュームが会場を彩り、それを撮影したり交流したりする来場者の姿があちこちに見られた。SNSでの投稿を見ても、「コスプレ目当てで来た」「初めてコスプレしてみた」という声が多く、初めてでも楽しめる敷居の低さが魅力となっている。

同じ作品世界のコスプレイヤーが一堂に会する「コスプレ・ギャザリング」も東京コミコンの名物ステージだ。再現度の高さだけでなく、「そのシーンのあのキャラ!?」とびっくりするようなユニークなチョイスもステージを盛り上げてくれる。

また、家族連れやカップル、映画好きな“大きいお兄さん・お姉さん”まで、年齢・性別を問わず多種多様な人々が集まるのも東京コミコンの特色だ。

一緒に写真を撮ったり、同じ作品の話題で盛り上がったり、初対面同士でも共通の趣味でつながる瞬間が何度も見られた。ちなみに『スクリーム』の彼は、通路にじっと立ち、通る人をその都度びっくりさせている。

マーベル・スターウォーズ・ハリーポッターの3大作品世界のコスプレが多数を占める東京コミコンだが、今年はなんといってもジョニー・デップ作品のコスプレも目立った。

さまざまな作品に出演しているベテランだけあって、そのコスプレ勢も華やか。見かける人たちが口々に「私はあの作品が好き」「あの作品のジョニーもいいよね」など盛り上がっていくのもまたコミコンならではの光景といえる。

配信元: Harumari TOKYO

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