サカキの代表的な種類

ノコギリバサカキ
名前のとおり、葉の縁にギザギザとした鋸歯があるのが特徴です。
フクリンサカキ
葉に白やクリーム色の斑が入る品種。主に葉の縁に覆輪状に斑が入りますが、不規則に入ることもよくあります。軽やかな雰囲気で洋風の庭にもよく似合います。葉に模様が入る品種はいくつかあり、フイリサカキとも呼ばれます。
庭でサカキを育ててはいけないと言われる理由

「サカキは庭に植えてはいけない」と言われることがあります。これは迷信で、庭に植えても問題ないのですが、ここではサカキを庭に植えてはいけないとされる理由を探っていきます。
身分が高い人が植える木だったため
サカキは、神様のいる世界と人間が住む世界の境界線にある木という意味があり、神が宿る「依り代」の神木としても尊く扱われてきました。そのため昔は位の高い貴族の邸宅に植えられており、庶民の家にはふさわしくないとされていたとか。その言い伝えが残り、サカキを庭に植えてはいけないと広まったとされています。
害虫がつきやすいため
サカキはチャドクガの幼虫に食害されやすい植物です。チャドクガは毒を持ち、毛に触れるとかぶれるため避けられることも理由の一つのようです。またカイガラムシやコガネムシなどがつきやすいことでも知られています。
サカキは縁起がよくない?
サカキは神事などでお供えされる神聖な植物なので、縁起のよい植物です。庭に植栽すれば土地を清め、室内で育てれば悪い気を払ってくれるとも考えられています。ただし、神社の庭などによく植えられる神聖な木であることから、世俗な場所である家庭の庭に植えることを遠慮することもあり、そのため「縁起が悪い」とする説もあります。常緑で一年を通してみずみずしい葉を保つ美しい木なので、栽培するのに問題はありません。
風水的にサカキを植えるとよい場所や方角
サカキは邪気を払うとされ、玄関や寝室に近い場所に植えるのがおすすめ。外から悪い運気を家の中に持ち込ませないこと、人の出入りが多く邪気が溜まりやすいことが玄関に向く理由です。地域によっては清浄な場所に植えることがよいとされ、鬼門や裏鬼門は避けたほうがよいとする場合もあります。
