週末とはいえ、時差があるゆえに丑三つ時。にもかかわらず、生配信で同時接続38,000人超えを達成したチャンネルがある。それは、イングランド・プレミアリーグを中心にサッカーを語るYouTubeチャンネル『プレチャン』(登録者数23.4万人)だ。
さて、W杯で名を上げた選手は、現所属より格上のクラブにステップするもの。古くは、98年W杯後の中田英寿氏のキャリアがまさに当てはまる。中田氏は、念願叶って当時最高峰とされたイタリア・セリエAに移籍を果たしたわけだ。だが、四半世紀を経て、覇権はフットボールの母国に渡った。今現在、世界一レベルが高いリーグは間違いなくプレミアリーグだろう。
そこで今回は、W杯での生配信にも期待が高まるプレチャンのりょーさん、伊藤さん、ヨップさんの3人に、門外漢でもわかる“プレミアリーグの魅力”とはなにかを語ってもらった。

◆プレミアリーグには「画面越しでも伝わる熱がある」
——まず、前提としてプレミアリーグの魅力はどういったところにあるのでしょうか。りょー:どのチームが勝ってもおかしくない。そんなドキドキハラハラを毎試合味わえる点は最大の魅力と言えると思います。
ヨップ:たしかに。ハズレの試合はないですね。
伊藤:直近では、第14節のフラムとマンチェスター・シティの一戦で、4対5という点を取り合う派手な試合もありました(笑)。
りょー:さらに、W杯で活躍した選手がプレミアリーグでも躍動する。例えば日本人で言うと、前回のカタールW杯で活躍した三笘(薫)選手が、その後チームでも結果を残していましたね。これによって、プレミアリーグの人気も高まったのではないでしょうか。
ヨップ:スタジアムの雰囲気も唯一無二だと思いますよ。画面越しでも伝わる熱があるので、深夜の配信でもつい盛り上がっちゃいます。
◆「年に300試合以上配信」好きになるきっかけを作りたい
——試合の画面を映さずに一緒に雑談をしながら観戦できる生配信も、プレチャンの人気コンテンツの一つですよね。年間でどれくらい配信しているんですか?伊藤:試合ごとに時間帯がバラバラなので、合計すると年に300回以上は配信をしていると思います。特におすすめしたいのが、ヨップのリアクションです。
りょー:ヨップの嘆きは人気ですね。Tシャツにもなってます(笑)。
ヨップ:恥ずかしいからやめてほしいですね(笑)。
伊藤:そんな我々の反応を楽しみながら、チームが勝った時の喜びやゴール時の盛り上がりを一緒に味わってほしいですね。
——私も生配信を何度も拝見していますが、同級生と部室で会話をしているような感覚でサッカーを見ることができるので、非常に楽しいです。
りょー:ありがとうございます。そして配信をした試合を中心に、その節ごとにあった試合を解説する「節まとめ」の動画も投稿しています。ほかには、移籍選手の情報からクイズ企画まで、プレミアリーグを好きになるきっかけの一つになってくれれば嬉しいという思いで活動しています。
ヨップ:知識を深めるというよりも、プレミアリーグを一緒に楽しめる場を提供していきたいですね。

