いつまでも輝く女性に ranune
「COPY CORNER」で“東京を刷る”。日常をリソグラフで再編集する時間|14:00@原宿

「COPY CORNER」で“東京を刷る”。日常をリソグラフで再編集する時間|14:00@原宿

COPY CORNERが生み出す、ひらかれた印刷文化

コピー・コーナーを運営するのは、日本を代表する文房具・事務用品メーカーであるコクヨ。同社広報・池田日南乃さんとデザイナー・鳳崎優和さんに話を聞いた。

「コクヨは、ノートやファイルといった日常的な大量生産品を主力商品としてきましたが、その価値を再考するための実験的かつ実践的なプロジェクトとして、コピー・コーナーを立ち上げました。一点一点質感が異なるリソグラフ印刷を用いて、クリエイターとのコラボレーションやワークショップなどを行うファクトリーとショップを併せ持つ場になっています」。(池田さん)

「プロクリエイター・一般ユーザーの区別なく、誰もが一緒になってクラフトを楽しむ空間を目指しています。さまざまな目的を持った人々が訪れる原宿だからこそ、偶然の出会いが期待できる。こんな街なかで“開かれたものづくり”をすることも、おもしろさではないでしょうか」。(鳳崎さん)

「一人ひとりの視点を“出力”することで、誰かと想いを共有したり、お互いのアイデアと混ざりあったり……印刷がそのきっかけになったら良いなと思います」。(池田さん)

印刷とは、世界をもう一度見つめ直す手段である

印刷は、メディアの起源とも言える。すなわち人から人へ情報を拡張する技術である。

個人の中にとどまっていたアイデアが、プリントすることで初めて手に取れる「かたち」を持つ。確かな輪郭が生まれ、分かちあうことも可能になる。それはまさしくクリエイティブの原点であり、印刷が持つ本来の力なのではないだろうか。

「コピー」とは、ただ複製する手段ではない。世界をもう一度“自分の手で受け止め直す”ための、ひとつの方法なのだ。インクを選び、重ね、偶然のズレを楽しむ──その選択と思考の先にあるもうひとつの風景を、リソグラフ印刷は出力してくれる。

コピー・コーナー
住所:東京都渋谷区神宮前六丁目31番21号東急プラザ原宿「ハラカド」3階
電話:03-6450-6513
営業時間:11:00 〜 21:00
https://think-of-things.com/pages/copy-corner

※ワークショップなどの開催中はサービスを休止することがあります。詳細は公式サイトやInstagramアカウントをご確認ください。

配信元: Harumari TOKYO

あなたにおすすめ