3.介護職の面接対策

—面接前に準備したことはありますか?
自分のヤル気というか、仕事に対する気持ちを伝えたかったので、前日に文言やキーワードを頭の中で考えました。
—持ち物の指定はありましたか?
履歴書と介護福祉士の登録証ですね。登録証は自宅に送られてきた賞状みたいな原本をコピーして持っていきました。
—当日の服装は?
証明写真と同じ上下黒のスーツです。
—面接はどこで・誰と・どのようにおこなわれましたか?
新しい施設のオープン前だったので、面接は施設長とカフェでやりました。けっこうカジュアルな雰囲気でしたね。すこし変わっているなと思ったのは、最初に会社が準備していたアンケートシートを渡されて、20〜30分くらいかけて記入したことです。
—アンケートシートにはどんな項目がありましたか?

「これまでの介護経験」に加えて、「長所と短所」「自分をどのような人間だと思うか」などの項目がありました。
—書いた内容を覚えていますか?
全部は覚えてないですけど、「短所は短気な部分がある」と正直に書きましたね。笑われましたけど。
—面接官からはどのようなことを聞かれましたか?
シートを見ながら「専門学校ではどんなことを学んだの?」とか、志望動機に書いた「介護士の育成」に関して、「実際にどんなことをやってみたの?」とか。
介護士の育成に関しては「職員全体が同じことを実習生に教えてあげられるように、マニュアルや教育スタイルを確立させた」と答えました。
あとは「入居者様が幸せに過ごして頂ける環境作り」というところに関して、「具体的にどんなことで幸せにしてあげたい?」と突っ込まれました。
そこに関しては、「ただ食事介助などをするだけではなく、入居者様が趣味を楽しんだりすることで、精神面で健康になれる手助けをしたい」と答えたと思います。
—逆に自分から質問したことはありますか?
「自分はマネジメントなどを学んで、介護士として成長していきたいと思っているんですけど、施設長は俺が成長できる環境がここにあると思いますか?」と聞きました。
—施設長からの答えは?
「もちろんです!」と。聞いたのはそこの環境についてだけですね。
—面接はどのくらいかかったんですか?
合計で1時間半くらいかかったと思います。初めは1時間の予定だったんですけど、質疑応答のあとに会社説明を聞いて、そのあと介護について話し込んじゃったので。
—内定の連絡はどのようにきましたか?
面接が終わったあとに紹介会社から電話がきて「ぜひ来て欲しいと言っているから、1週間くらいで返事をください」と言われました。
実際にはもう1社内定をもらっていて、そちらのほうが給料が良かったので悩んだんですけど、仕事を楽しみたいと思ったので、現在の職場に決めました。
—施設長との相性が良かったということですかね。
そうですね。40代半ばの方なんですけど、第一印象から良くて、話している内に「この施設長と一緒に働きたいな」と思いました。いまも上司・部下の関係で働いています。
—面接に関して、求職者の方へアドバイスを頂けますか?
緊張すると思うんですけど、介護職の基本は笑顔なのでそこは忘れずに。ニコッと笑っているだけでも良い印象を与えることができます。あと自分は早口にならずに、ゆっくりと話すことを心がけました。
—なるほど。本日はありがとうございました!
ジョブメドレーからのアドバイス
今回の面接対策について、ジョブメドレーのキャリアサポートに「良い点」「改善できそうな点」を聞いてみました。主なポイントは以下のとおりです。ぜひ参考にしてみてください。
◎面接で正直な人柄が評価されたことがよくわかります。短所をどう克服するか、どう改善しようとしているかまで伝えられるとなお良いと思います。
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